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2021-02-15 18:36
学生の私から見た日本外交の役割
北野 有咲
GFJインターン生
これからの日本外交の在り方について、一国民として考えてみたいと思います。今、日本は近隣諸国とさまざまな課題を抱えています。中国との歴史認識の相違や中韓露との領土問題、さらには北朝鮮による拉致問題など未解決の課題が山積しています。特に、最近では、中国による「一帯一路」を通じた関係地域に対する「力」を背景とする現状変更や過剰融資といった動きもあり、学生の私から見ても懸念しています。
こうした中国の動きに対して、日本は、日米豪印の枠組みであるFOIP(自由で開かれたインド太平洋構想)を提案し、海洋民主主義国家の協力によるインド太平洋の法の支配の実現を謳い、その後、欧州、ASEANで採用されるまでになりました。他方、欧米諸国においては、香港、ウイグル等人権問題や中国による今回のコロナウイルスへの初期段階の対応によって必ずしも中国への見方が世界共通とは言えない状況にあるのも事実です。また、中国は依然として強い軍事力・経済力を有しているほか、頼みのアメリカですら、先日の米大統領選挙によって米国内では国論が二分化されるなど、バイデン新政権は統合に向けて暫くは国内問題に注力しなければならないといえます。
私は今、こうした状況だからこそ、日本はもっと積極的に世界に関わり、リードしていかなければならないし、できる能力を有しているのではないかと考えます。国際的ルール作りに積極的に参加し、いつか国益だけでなく人類共通の利益を提供出来る日本になって欲しい、と一日本人として強く願います。
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