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2021-02-24 17:33

男女平等に関して:私の視点

古閑 由布子 大学生
 2月23日付けの本欄に掲載された古閑比斗志氏の投稿「森会長発言と男女平等」を拝読いたしました。人生経験も年齢も性別も違う私の意見を書かせていただきます。

1.「妊娠出産は女性にのみ与えられた祝福である」について
 祝福だと考える人がたくさんいらっしゃると思います。私もそうです。しかし、その機能があることで心身共に苦痛を生み出します。人によっては呪いとなることを多くの人が経験して知っています。配慮してくださいというより、少しだけでも知っていただきたいです。(具体的に言えば流産、中絶、産後うつ、PMDD、PMSなど)

2.「レディーファーストが当然の欧米と比較して我が国はかつて男性優位であった」について
 レディーファーストがあるのは女性が弱い存在/立場だったからだと思います。欧米も日本も家父長制だったのその名残が根深いのですが、社会としてどう変化していくかの違いですね。
そして「かつて」とは何に関してでしょうか。私は「今も」と言う表現が適切だと思います。
実際に今は、だいぶましになって平等に近づいてきたと思う一方で、もっと改善する余地はあると思います。

3.「しかしながら現在の高校生や大学生を見れば一目瞭然だが、既に男性優位ではない」について
 これもまた「何が」男性優位ではないのでしょうか?平等に近づいてきたから差がなくなってきたってことでしょうか?たしかに今ではあからさまな男女差別は滅多に見かけないかもしれません。しかし、見えないところにも(特に男性として生きることによって)に未だ平等ではないという現実があります。それが故の121という数字です。

4.「女性の方が真面目で発言力もあり学業成績だけを見れば既に女性優位である」について
 実力に大差はなく、むしろ女性の方が優秀な可能性が多いという意見だと思いますが、誤解を生むので女性優位という言葉は適さないと思います。

5.「東京医大を筆頭に医学部では女性の方が既に受験の成績が良い。従って男性に適した職業になることを目指す学部においては小論文、面接等で劣勢に立つ男性に下駄を履かせる必要が生じている」について
 この状態が起こっていること自体が男性優位社会を推進し温存することに繋がっているので余計女性優位ではないと思います。女性は不利ですね。

6.「欧米の医師は契約時間になると残業はしない。さっさと仕事を切り上げて帰る。ところが我が国の医師は仕事が終わらない限り帰れない。また医療はテレワークには馴染まない。一般の仕事と比較してより多くの時間を捧げなければ維持できない。このままでは仕事をシェアするシステムを作らないと、我が国の医療は崩壊する」について
 大変重要で解決しなくてはならない課題ですね。医療従事者の皆さまには日頃から大変お世話になっております。頭が下がる想いです。働き方改革とは言いますが、柔軟になれる部分とそうでない部分があるため改善されないのでしょうか。皆さまの負担が少しでも軽減されるように改善していかなくてはなりません。テクノロジーを駆使して生きやすい世の中へと私たちで変えていきたいものです。
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