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2022-07-27 20:40

(連載1)英国の保守党党首選が向かうところ

岡本 裕明 海外事業経営者
 ジョンソン首相の辞任に伴う英国の党首選が注目されます。ジョンソン氏のような色濃い候補者がいない中で党首の絞り込み投票が5回行われ、決選投票はリシ・スナーク氏とリズ・トラス氏の対決となります。決選投票は党員によるオンラインと郵便投票が8月から始まり9月2日に締め切り、9月5日に公表される予定です。
 
 さて、この二人、同じ保守党にいながら全く違う性格です。水と油といってもよい争いに対して党員はどう判断するのか、そして保守党以外の国民はそれをどう見るのか、政治の向かうところを具現化するようで夏休みの課題としては最高ではないかと思います。
 
 まず、絞り込み投票で5回全部を1位で通過したスナーク氏です。インド系英国人でゴールドマンサックスから政治家に転向、一見する限り頭は非常に切れそうです。日本の方がインド人をお見掛けするのはインド料理屋ぐらいだと思いますが、孫正義氏がインド人を重用するようにいわゆるインドエリート層は別次元のレベルにあります。バンクーバーはインド人の北米最大級のメッカですので、ビジネスなどで接することも多いのですが、物事をはっきり言うタイプで極めて論理的、ポピュリズムは二の次という感じです。IT技術者にインド人が多いのも論理思考の構築ができるためで逆に言えば冷たい感じを受けるかもしれません。氏は物価高を受けて世論が減税を望む中、供給側に原因があるインフレ下に於いて減税などすれば余計需要を喚起し、物価高を助長すると明言、減税は物価高が収まったらやるとしました。これは上述したように極めて論理的であり、非ポピュリズムであります。が、私もこれは正しいと思います。
 
 ただ、問題は対中国政策で、何が何でも「アンチ中国」ではなく「価値や利益が保護されている分野では中国と関わるべきだ」(産経)としている点が引っかかります。つまりジョンソン首相が築いた強硬な中国政策を見直し、部分的に緩めにして取引をするというスタンスです。当然ながらこれはアメリカの反発が出ます。(つづく)
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