国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
ホーム  新規投稿 
検索 
お問合わせ 
2026-09-29 18:02

(連載1)米中首脳会談はどの様なことになっているのか

宇田川 敬介 作家・ジャーナリスト
 さて今回は、現地時間9月24日に行われた米中首脳会談に関して見てみたいと思います。私がアメリカの友人ジャーナリストなどに電話をして直接話を聞いたことを含めて皆さんにお伝えしたいと思います。
 
 今回の米中首脳会談に関して、まず目立ったのは「アメリカからの最高レベルのおもてなし」であろう。実際に、空軍基地までのトランプ大統領自身のお出迎え、そして、豪華な晩餐会。そして、ほとんどが中国の今までの政治的主張を受け入れるかのような交渉内容という事であれば、完全に中国のペースのアメリカが乗ったのではないかというような感じに見えてしまいます。
 
 実際に公式の成果文書に書かれているのは、以下の8項目です。
1、戦略的安定関係の構築:相互の尊重や公平性に基づき「建設的な戦略的安定関係」を築くことで合意しました。
2,国際首脳会議の相互支持:中国でのAPEC首脳会議、米国でのG20サミットの成功に向け支持し合い、対面出席の意向を明記しました。
3、国際情勢と水路の安全:イランの核保有阻止に関する認識の一致や、国際水路での不当な通関料課税を認めないことで合意しました。
4,第2次世界大戦における歴史的絆の確認:大戦中の同盟関係と勝利に向けた歴史を関係の礎と位置づけました。
5、通商・貿易:300億ドル規模の関税優遇措置や、中国による米国産石炭の輸入(2年間で計2000万トン以上)を約束しました。
6,麻薬取締と法執行協力:向精神薬などの密輸摘発や法執行機関の連携・成果を確認しました。
7,先端技術「SI」対話の創設:「SI(スーパーインテリジェンス)」用語の使用で一致し、対話枠組みや緊急連絡チャンネルの確立に同意しました。
8,ジャイアントパンダの貸与歓迎:中国からアトランタ動物園へのパンダのつがい貸与を米国側が歓迎する旨が盛り込まれました。
 
 とくに4項目目の第二次世界大戦中の内容は、そのまま日本の戦犯論をそのまま裏打ちするものであり、高市首相が国連総会で演説した「敵国条項の削除」を否定する内容ではないかというようなことも言われることになるので、その内容は、かなり日本にとって不利なものでhな愛かというような感じに見えてしまいます。この内容に関して、アメリカの人々はどのように見ているのかをご紹介しましょう。「本当に親しい友人は、接待などはしない。ホームパーティーで一緒に笑顔になるのが本当に親しい友人であり、ホテルで晩餐会を共にするのは、親しくない人。それは、両方の国において何かをするのではなく、他の国にアメリカと中国が仲が良いとアピールするための目的でしょう」、トランプ大統領に近しい、と言っても近くで話を聞くことができるジャーナリストは私の問いに対してその様に答えました。(つづく)
お名前は本名、またはそれに準ずる自然な呼称の筆名での記載をお願いします。
下記の例を参考にして、なるべく具体的に(固有名詞歓迎)お書き下さい。
(例)会社員、公務員、自営業、団体役員、会社役員、大学教授、高校教員、大学生、医師、主婦、農業、無職 等
メールアドレスは公開されません。
ただし、各投稿者の投稿履歴は投稿時のメールアドレスにより抽出されます。
投稿記事を修正・削除する場合、本人確認のため必要となります。半角10文字以内でご記入下さい。
e-論壇投稿の際の注意事項

1.投稿はいったん管理者の元へ送信され、その確認を経てから掲載されます。
なお、管理者の判断によっては、掲載するe-論壇を『議論百出』から他のe-論壇『百花斉放』または『百家争鳴』のいずれかに振り替えることがありますので、予めご了承ください。

2.投稿された文章は、編集上の都合により、その趣旨を変えない範囲内で、改行や加除修正などの一定の編集ないし修正を施すことがありますので、予めご了承ください。

3.なお、下記に該当する投稿は、掲載をお断りすることがありますので、予めご了承ください。

(1)公序良俗に反する内容の投稿
(2)名誉や社会的信用を毀損するなど、他人に不快感や精神的な損害を与える投稿
(3)他人の知的所有権を侵害する投稿
(4)宣伝や広告に関する投稿
(5)議論を裏付ける根拠がはっきりせず、あるいは論旨が不明である投稿
(6)実質的に同工異曲の投稿が繰り返し投稿される場合
(7)管理者が掲載を不適切と判断するその他の理由のある投稿


4.なお、いったん投稿され、掲載された原稿の撤回(全部削除) は、原則として認めません。
とくに、他人のレスポンス投稿が付いたものは、以後部分的であるか、全部的であるかを問わず、いかなる削除も、修正もいっさい認めません。ただし、部分的な修正については、それを必要とする事情に特別の理由があると編集部で認定される場合は、この限りでありません。

5.投稿者は、投稿された内容及びこれに含まれる知的財産権(著作権法第21条ないし第28条に規定される権利を含む)およびその他の権利(第三者に対して再許諾する権利を含む)につき、それらをe-論壇運営者に対し無償で譲渡することを承諾し、e-論壇運営者あるいはその指定する者に対して、著作者人格権を行使しないことを承諾するものとします。

6.投稿者は、投稿された内容をその後他所において発表する場合は、その内容の出所が当e-論壇であることを明記してください。

 注意事項に同意して、投稿する
記事一覧へ戻る
グローバル・フォーラム