さる3月30日、EU・米国間の航空路線を自由化する「EU・米国オープン・スカイ協定(EU-US Open Skies Agreement)」が発効した。「EU・米国オープン・スカイ協定」は、昨年4月30日にワシントンDCで開催された「EU・米国サミット」の一環として締結されたものであるが、この協定により、原理上、EU圏内のすべての航空会社が、米国の任意の都市への就航を認められ、また米国のすべての航空会社がEU圏内の任意の都市に乗り入れ可能となった。そして、それまでに米国と個別のEU加盟国との間で締結されていた二国間航空協定はすべて無効となった。