国際対話

世界との対話

「地経学からみる21世紀の世界と日本」

ロバート・ブラックウィル外交問題評議会上級研究員

グローバル・フォーラム(GFJ)は、公益財団法人日本国際フォーラム(JFIR)との共催により、2018年7月31日(火)に東京で、世界との対話「地経学からみる21世紀の世界と日本」を開催しました。

近年、国際社会では、米中など主要国間において、貿易関税による報復措置の応酬を通じたいわゆる「貿易戦争」が激化する一方で、中国をはじめとする新興国の台頭により従来の国際政治経済のパワーバランスが崩れ、いまだに新たな均衡を見出せないままでいます。こうした今日のグローバル政治経済の現状を特徴づけるのは、軍事的手段ではなく経済的手段によって地政学的な目的を追求し、以って新たな自国に有利な国際政治経済秩序を形成しようとする「地経学(Geoeconomics)」の活性化です。日本としても、この「地経学」の時代にあって、その経済外交を如何に展開するべきか、その戦略が改めて問われることとなりましょう。

このような問題意識を踏まえ、本対話は、開幕セッション「地経学からみる21世紀の世界」、メインセッション「地経学時代のグローバル政治経済と日本の針路」の2つのセッションを通じて、「地経学」とは何か、そして「地経学」から見た世界と、その中での日本および国際社会に課せられた使命等について、国内外の第一線の有識者が一堂に会し、縦横に議論を交わしました。とくに、米国からは、地経学に関する必読文献で、世界的な評価の高い『War by Other Means』(2018)の著者であるロバート・ブラックウィル外交問題評議会上級研究員がこの対話に出席するため緊急来日され、冒頭30分の基調講演から自由討議、最後の総括セッションまで議論をリードなされました。この分野の世界的権威の生の声に直接触れるまたとない機会に一般参加者からも多くの発言が飛び交い、白熱した対話となりました。

【日本側パネリスト】

【議  長】伊藤  剛GFJ有識者世話人/JFIR研究主幹/明治大学教授
【開会挨拶】渡辺  繭GFJ執行世話人/JFIR副理事長
【リード・コメント】河合 正弘GFJ有識者メンバー/JFIR上席研究員/東京大学特任教授
【報  告】寺田  貴GFJ有識者メンバー/同志社大学教授
【報  告】飯田 敬輔GFJ有識者メンバー/東京大学教授
【報  告】櫻川 昌哉慶應義塾大学教授

プログラム記載順

【海外側パネリスト】

【基調講演】ロバート・ブラックウィル外交問題評議会上級研究員(米国)
【報  告】アントワヌ・ボンダズ戦略研究財団研究員(フランス)
【報  告】ライアン・ポール・マニュエル香港大学准教授(豪州)

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世界との対話「地経学からみる21世紀の世界と日本」 会議資料

 本対話では、登壇したパネリストが報告中に使用する会議資料が出席者に配布されました。




会議資料は、PDF形式で公開しております。下記ボタンからご覧下さい。

世界との対話「地経学からみる21世紀の世界と日本」 報告書

 報告書は、取りまとめられ次第、掲載いたします。




世界との対話「地経学からみる21世紀の世界と日本」 メモ

世界との対話「地経学からみる21世紀の世界と日本」のメモは、制作され次第リリースいたします。

Robert .D BLACKWILL's Keynote Speech

The Dialogue with the World, organized by The Global Forum of Japan (GFJ), was held on 31 July 2018. Amb. Robert D. BLACKWILL, Henry Kissinger Senior Fellow at the Council of Foreign Relations, delivered the keynote speech on the Geoeconomics as the honorary guest speaker.