国際対話

日露対話

「複雑化する北東アジア情勢と日露協力の可能性」

日露対話:複雑化する北東アジア情勢と日露協力の可能性(2018年)

公益財団法人日本国際フォーラム(JFIR)およびグローバル・フォーラム(GFJ)は、ロシア科学アカデミー(RAS)および同極東支部(FEB RAS)との共催により、2018年12月4日(火)に東京で、日露対話「複雑化する北東アジア情勢と日露協力の可能性」を開催しました。

近年の北東アジアは、中国が米国との摩擦を強めながら、対外進出を強化している他、朝鮮半島では、史上初の米朝首脳会談の実現なるも、北朝鮮の非核化は進まず、また米韓軍事演習が中止されたことで地域のパワーバランスに微妙な不均衡が生じております。また、この地域のもう一つの大国であるロシアでは、本年3月の大統領選勝利によって 2024 年までの長期政権の座を約束されたプーチン大統領の動向が注目を集めています。日露間では、第二次世界大戦終了後 70 年以上が経過しても、未だに平和条約が締結されていないという「異常な状態」が続いており、それゆえ、この激動する北東アジア情勢を前に、両国の協力は進展していないのが現状です。したがって私たちは、相互の不信が根強いままでの両国の協力には自ずと限界があることを認識しつつ、その上で未来志向の日露関係を構想する必要があるといえます。

このような問題意識を踏まえ、今回の対話では、ロシア側から、ヴァレンティン・セルギエンコRAS副総裁、ヴィクトル・ラーリンFEB RAS副会長、ヴィクトル・ゴルチャコフ・ロシア沿海地方議会議長など、同国同地域を代表する論客を東京に招聘し、袴田茂樹(JFIR評議員)、森本敏(JFIR理事)、宮家邦彦(JFIRメンバー)、細谷雄一(慶應義塾大学教授)など日本を代表する論客との間で、縦横に議論を交わしました。

【日本側パネリスト】

【開会挨拶】伊藤 憲一GFJ代表世話人/JFIR会長
【議  長】森本  敏JFIR理事・上席研究員/拓殖大学総長/元防衛大臣
【基調報告】細谷 雄一慶應義塾大学教授
【リード・コメント】兵頭 慎治防衛研究所地域研究部長
【リード・コメント】佐橋  亮GFJ有識者メンバー/神奈川大学教授
【基調報告】袴田 茂樹JFIR評議員・上席研究員/新潟県立大学教授
【リード・コメント】宮家 邦彦JFIRメンバー/外交政策研究所代表
【リード・コメント】廣瀬 陽子GFJ有識者メンバー/慶應義塾大学教授

プログラム記載順

【ロシア側パネリスト】

【開会挨拶】ヴァレンティン・セルギエンコロシア科学アカデミー副総裁兼極東支部会長
【基調報告】ヴィクトル・ラーリンロシア科学アカデミー極東支部副会長
【リード・コメント】セルゲイ・ペスツォフロシア科学アカデミー極東支部アジア太平洋研究センター主任研究員
【議  長】ヴィクトル・ゴルチャコフ元ロシア沿海地方立法議会議長/元極東国立大学学長
【基調報告】ピョートル・バクラノフロシア科学アカデミー極東支部太平洋地理学研究所長

プログラム記載順



会議資料

 本対話では、登壇したパネリストが報告中に使用する会議資料が出席者に配布されました。




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報告書




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代表世話人挨拶

本対話では、当日、伊藤憲一GFJ代表世話人による開幕挨拶が行われました。




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報道ぶり

 メディアで取り上げられた本対話に関する記事をご紹介いたします。




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