そもそもインターネットは、アメリカの軍事技術から発展したものであるが、全世界の人々が使用するようになった現在でも、アメリカの一非営利組織であるICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)が、インターネットを使用するために不可欠なドメイン名やIPアドレスの配布を独占し、また、ルート・サーバーと呼ばれるインターネットの中核設備の管理などを独占的に行っている。世界に13個あるルート・サーバーに登録されているアドレス情報は、すべてアメリカにある親センター(ルートサーバーA)のデッド・コピーであり、このセンターの情報を操作すれば、地球上の誰の通信でもコントロールできる。すなわち、インターネットは、このICANNにより完璧に支配されているといえる。