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2026-05-29 18:11
(連載1)日本でグテーレス事務総長が大国を非難
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
今回は5月20日に来日した国連のグテーレス事務局長が、記者会見でロシアとアメリカを非難した内容に関して見てみたいと思います。私の正直な国連に対するイメージですが、私は日本の長い歴史の中で、現在の国連は「戦国時代の室町幕府」と同じであると思っております。実際に、世の中は戦国時代と同じで、ウクライナとロシア、ハマスとイスラエル、イランとアメリカ、その様に戦争が多く起きていますし、またアフリカでは内戦なども様々に起きています。そのような状況の中において、国連はそれなりの権威があるのですが、しかし、それらの戦争を止める力は全くないということになります。
当時の室町幕府も同じです。現在NHK大河ドラマ「豊臣兄弟」で小栗旬さんが演じる織田信長が、様々大名と戦っても足利義昭はまったく止めることはできない状態ですし、室町幕府軍はありませんので、どこかの大きな大名に軍隊を持ってきてもらわなければなりません。今の国連と全く同じなのです。足利義昭は、当時そのまま様々な所に手紙を書いて織田信長に対抗していたのですが、しかし、織田信長の方が強く、最終的には槙島城の戦いで織田信長に対抗するも敗北し追放されて室町幕府は滅亡します。では国連はどのようになるのでしょうか。国連の改革に関して、グテーレス事務総長が来日していました。
2026年5月20日に来日していた国連事務総長のアントニオ・グテーレスは、単なる表敬訪問ではなく、現在の国際秩序そのものに対する危機感を背景に、日本との連携強化を確認するための重要な外交日程を行いました。今回の訪日の中心となったのは、東京で開催された「国連システム事務局長調整委員会(CEB)」であり、これは国連諸機関のトップが集まる会議としてはアジア初開催となりました。
この訪問にはいくつかの意味が重なっています。まず第一に、2026年は日本が国連加盟70周年を迎える年であり、国連側としても、日本を「多国間主義を支える主要国」として再確認する意図がありました。グテーレス事務総長は、日本を「平和の声」と表現し、日本が国際秩序維持に果たしてきた役割を高く評価しています。特に、ウクライナ戦争、中東危機、米中対立、気候変動問題などによって、戦後型の国際協調体制が揺らぐ中で、日本のような中堅先進国の存在感が国連にとって極めて重要になっているという認識が見えます。(つづく)
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