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2008-12-11 00:28

自衛隊は、命を懸けて国家を守れるか?

近藤 宣昭  三川塾・塾頭
 田母神前航空幕僚長の論文は、日本の近現代史を明らかにしたものであり、極めて正しい論文です。自衛隊は、国家の歴史への適正な愛情無くしては、命を懸けて国家を防衛できません。その意味では、戦後の東京裁判史観に呪縛されているこの現代の日本への警告でもあったと思います。しかも我々国民は、マッカーサーの作った憲法をいまだに後生大事に守って?います。マッカーサも朝鮮戦争を戦って見て、また戦前の日本の人口の多さなどを考えて見ると、あの大東亜・太平洋戦争は「自存自衛の戦争であった」とさえ議会で証言しています。

 しかし、戦後60年以上も過ぎても、憲法を変えるのが、極めて困難な条件を作ってしまいました。「憲法守って、国守れず」では、自衛隊を置いてある意味がありません。田母神前幕僚長は「まず自分の国を守る体制を整える事が、我が国の外交交渉の後ろ盾になる。諸外国では普通に理解されているこの事が、我が国においては国民の間に理解が行き届いていない」と言っていますが、私も当然の考え方だと思います。すでにドイツは国防軍を持っています。しかし、日本は北朝鮮に強制連行された人達も奪還されていません。

 アメリカなら、軍事力を行使してでも奪還したでしょう。最近、中国も空母を持つとも言っています。空母を持つと言う事は、太平洋・インド洋などへ出て行く事が出来るのです。最後に、あの大東亜・太平洋戦争のお陰?で、アジア諸国は独立したのです。その為に、日本のあの戦争は、白人国家からの植民地解放の役割も果たしたのです。マレイシアのマハティール首相は「日本はいつまで謝罪するのか」と言っていました。また、田母神さんは、村山談話には直接的には触れていません。村山談話は、閣議で決定されただけで、国会では可決されてはいません。
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田母神事件と異論の尊重 内海 善雄  2008-12-01 16:14
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自衛隊は、命を懸けて国家を守れるか?  近藤 宣昭  2008-12-11 00:28
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