まず、当該発言が「ユダヤ人差別」に該当するかという点についてですが、国際的な基準として広く採用されている「ホロコースト記憶国際同盟(IHRA)」による「反ユダヤ主義の作業定義」に照らすと、非常にセンシティブな問題を含んでいます。この定義では、ユダヤ人個人や集団に対して「ユダヤ人である」という理由だけで特定の属性を決めつけたり、不当な偏見(ステレオタイプ)を向けたりすることを差別とみなしています。玉川氏の発言は、クシュナー氏の出自(ユダヤ人であること)を理由に「交渉の場にいないほうがいい」と公言したものであり、これは個人の能力や役職ではなく「民族的・宗教的アイデンティティ」を根拠に排除を促す論理です。国際社会、特に欧米諸国においては、このような発言は個人の属性に基づいた排除(Excluded because of who they are)と受け取られ、明白なヘイトスピーチ、あるいは反ユダヤ主義的言説と判断される可能性が極めて高いといえます。