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2012-07-09 10:18
(連載)うたかたの夢としての「1バレル80ドル」(1)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
震災後の日本では、それまで等閑視されてきた多くの問題・課題が俎板に乗ることが増えましたが、エネルギー問題はその典型例の一つです。7月1日の関西電力大飯原発再稼動を目前に、官邸前での15万人規模のデモや各電力会社の株主総会での脱原発を求める声が耳目を集めていますが、一方で海外に目を転じれば、この10...
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2012-07-09 06:52
8月政局で野田が追い込まれる構図
杉浦 正章
政治評論家
「幹事長がぺらぺらしゃべったら、相手に手の内を知らせてしまう」と自民党幹事長・石原伸晃がテレビでしゃべっていたが、何もぺらぺらしゃべったのを聞かなくても、分かる人には十分に分かってしまうのだ。石原や副総裁・大島理森の7月8日のテレビでの発言を分析すれば、自民党の「8月政局」への戦略はおおむね見えて...
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2012-07-06 19:25
ロシア首相の北方領土訪問の意味を過大視するな
飯島 一孝
ジャーナリスト
ロシアのメドベージェフ首相は7月3日、北方領土の国後島を再訪問したが、2010年10月と今回の訪問では意味が全く違う。前回は歴代の国家指導者として初めての北方領土訪問だったが、今回は今年9月のAPEC首脳会議(ウラジオストクで開催)に向けての視察であり、日本側が大袈裟に取り上げるのはあまり意味がな...
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2012-07-04 06:55
鳩山のみ“重罪”処分の意味するもの
杉浦 正章
政治評論家
この人は政治家の発言と行動の重みを全く理解していないのだろうと思う。元首相・鳩山由紀夫は、自らの言動が消費増税法案への造反の数を合計73人にまで広げたことが分かっていない。首相・野田佳彦が鳩山1人だけを「党員資格停止6か月」の“重罪”にしたのは、「離党」を公言して反対した民主党元代表・小沢一郎より...
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2012-07-04 00:03
(連載)国家の安全保障政策に関して(2)
石崎 俊雄
龍谷大学教授
まず、この前提に立ったうえで、私の安全保障に対する考え方を申し上げると、軍事力だけに頼らない総合的な安全保障をもっと積極的に進めていくことが重要だ、という視点に基づく考え方である。国家の安全は軍事力だけで守れるものではない。経済活動や文化活動にももっと視野を広げるべきである。経済活動においては、他...
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2012-07-03 18:06
(連載)国家の安全保障政策に関して(1)
石崎 俊雄
龍谷大学教授
国家において安全保障というのは絶対的に重要な事項である。現在の世界において、良くも悪くも、人々の生命、安全、財産は国家単位で守られているのであるから、国はこれに対して重大な責任を負っている。これは、他国民に対して搾取を企てるとかとは全く異なる意味であり、地震や災害などの自然現象から身を守ることから...
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2012-07-03 01:39
(連載)米政府にモノが言えない政権の実体(2)
尾形 宣夫
ジャーナリスト
宜野湾市長の佐喜真にとって――県にとっても同じだが――、事はさらに深刻だ。2004年8月、普天間飛行場が一望できる場所にある沖縄国際大学のキャンパスに米軍の大型ヘリが墜落、炎上した。夏季休暇中で幸い地元に人的被害はなかったが、現場一帯は人口密集地で、一歩間違えば大惨事だった。3カ月後、私が所属する...
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2012-07-02 19:00
(連載)米政府にモノが言えない政権の実体(1)
尾形 宣夫
ジャーナリスト
森本防衛相の沖縄、山口両県に対する「オスプレイ要請行脚」は、けんもほろろに断られ、なす術もなく帰京した。沖縄県の仲井真知事から「断然、拒否する」と突っぱねられ、この後訪問した普天間飛行場がある宜野湾市の佐喜真市長には「市民の生命、財産を預かる市長として反対だ」とにべもなく断られ、沖縄を後にした。 ...
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2012-07-02 09:22
まだ辞めないのか、丹羽宇一郎よ、恥を知れ
岡田 章一
元会社役員
私は、一昨2010年9月26日の本欄「議論百出」に「民主党に政権担当能力はあるか」と題して、「(尖閣諸島沖で)領海侵犯、公務執行妨害を犯した中国人船長を、日本政府は9月24日未明、奇怪な理屈とタイミングで釈放した。『地検が決定した』と言い逃れているが、官邸が関与したことは明白である。本件を見て痛感...
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2012-06-29 06:38
野田の勝ちだ、きっぱりと小沢を切れ
杉浦 正章
政治評論家
この勝負は首相・野田佳彦が勝った。なぜなら民主党元代表・小沢一郎の離党者は数が増えず、野田政権を「少数与党」に追い込む手立てはなくなったからだ。もう野田は小沢とはきっぱりと袂を分かち、自民、公明両党との部分連合を推進するしか道はない。その道の先には解散・総選挙が待っているが、「小沢切り」が助け船と...
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2012-06-28 00:01
(連載)プーチン訪中に見る中露の複雑な関係(3)
袴田 茂樹
新潟県立大学教授
もう一つの対立要因であるSCOのメンバー国拡大の問題について、別のロシア紙『独立新聞』の6月8日号は、「ラブロフ外相はSCOオブザーバー国のインドとパキスタンをメンバー国にしようといろいろ努力したが、中国はそれを支持しなかった」と報じた。米国との対立関係が深まっているパキスタンは、SCOのメンバー...
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2012-06-27 00:06
(連載)プーチン訪中に見る中露の複雑な関係(2)
袴田 茂樹
新潟県立大学教授
ロシアの大統領選挙直前の2月末に、プーチンは外交論文を発表し、中露関係にも具体的に言及した。その論文では、中露関係における肯定的な面を挙げた後、中国への厳しい言葉を続けた。首相の公式発言としては異例のことだ。両国間にはギスギスした問題もあるとして、(1)第3国における経済利害の不一致(注、中央アジ...
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2012-06-27 00:01
(連載)シリア問題の外交的解決は可能か(3)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
この環境のもと、ロシア政府は6月13日、五大国や関係国からなる、シリアに関する国際会議の開催を提案しました。この提案は、その2日前、アナン元国連事務総長が提案した、イランを含めた関係国からなる連絡調整グループの立ち上げ、という考えに沿うものです。リビアの時に設置された連絡調整グループは欧米諸国や湾...
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2012-06-26 18:05
(連載)プーチン訪中に見る中露の複雑な関係(1)
袴田 茂樹
新潟県立大学教授
ロシアのプーチン大統領が6月5日から3日間、上海協力機構(SCO)首脳会談に合わせて北京を訪問し、中露間の親密な関係を世界にアピールした。その直前の仏・独訪問が、素っ気ない実務的な雰囲気で、ビザ問題などで厳しい応酬があっただけに、中露の親密度が浮き彫りになった。著者が特に注目したのは、SCOを主導...
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2012-06-26 06:43
マスコミは小沢の“悪あがき”に踊らされるな
杉浦 正章
政治評論家
歌の文句ではないが、「何を荒(すさ)ぶか小夜嵐」だ。たかだか40人の“烏合(うごう)の衆”にマスコミは踊らされ過ぎではないのか。たとえ「新党」に発展しても、何の理念も展望もなく、国を担う気概もない。それよりも大きな潮流を見据えるべき時ではないのか。国の命運を左右する消費増税法案を核に与野党がまがり...
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2012-06-26 00:06
(連載)シリア問題の外交的解決は可能か(2)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
もちろん、ロシアが万事を「内政問題」として扱い、アサド政権を擁護し続けることで、結果的にシリアの惨状を解決することを妨げていることは確かです。しかし、いずれにしても、「虐殺は反体制派がやったこと」というアサド政権の主張を支持するロシアは、余程のことがない限り、安保理で制裁決議が行われたとしても、拒...
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2012-06-25 17:43
(連載)シリア問題の外交的解決は可能か(1)
六辻 彰二
横浜市立大学講師
6月18日、国連シリア監視団(UNSMIS)が活動を一時停止することを発表しました。5月の末以来、シリアでは各地で数十人、場合によっては100人以上の虐殺が相次いでおり、さらに首都ダマスカスでも戦闘が本格化しています。体制派と反体制派の衝突はUNSMIS到着後も止まず、さらにUNSMISにそれをや...
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2012-06-25 06:40
「共通だが差異ある責任」原則は見直せ
高峰 康修
日本国際フォーラム 客員主任研究員
6月20日から22日の日程で、ブラジルのリオデジャネイロにおいて「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」が開催され、約190カ国・地域の首脳や政府関係者による協議が行なわれた。リオ+20は、1992年に同じくリオで開催された「国連環境会議(地球サミット)」から20周年を迎えるのを受けて、地球サミッ...
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2012-06-23 01:24
(連載)NATOシカゴ首脳会議と米欧同盟の今後(2)
河村 洋
外交評論家
防衛能力だけが問題ではない。米欧間の防衛協力は新しい時代に合わせて進化してゆかねばならない。NATOのジェイミー・シェイ副事務局長補は、リビア・モデルが効果的な役割分担の規範となると主張する。そのためには「有志の国が戦闘に従事し、他の国は兵站、専門的支援、同盟共通の資金を提供する。さらに軍事力を削...
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2012-06-22 14:08
(連載)NATOシカゴ首脳会議と米欧同盟の今後(1)
河村 洋
外交評論家
NATOシカゴ首脳会議では、緊縮財政の中で新しい挑戦が突きつけられる国際安全保障の重要な課題が話し合われた。西側民主主義同盟の中軸でとしてオーストラリア、ニュージーランド、日本、韓国といったヨーロッパ大西洋圏外の国々との提携関係を深化させようとする一方で、今回の首脳会議ではNATO自身の内部の足並...
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