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2010-03-31 07:33
国民票を捨てて、郵政票を選んだ民主党
杉浦 正章
政治評論家
首相・鳩山由紀夫が郵政改革相・亀井静香の郵貯上限2000万円案を丸のみしたことは、とりもなおさず幹事長・小沢一郎の選挙最優先路線が勝利したことを意味する。鳩山は、自らの決定を「即断即決」と胸を張るが、その実は小沢の手の上で踊っている、という構図でしかない。またせっかく構築しかかった国家戦略相・仙谷...
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2010-03-30 20:20
石油主権争奪闘争と「人間万事塞翁が馬」の故事
石川 純一
フリージャーナリスト
2006年12月30日に刑死したサダム・フセイン元イラク大統領が生前の政治業績に関し唯一全世界に誇れるものがあったとしたら、それは1972年の「イラク石油会社」(IPC)国営化だけである。バース党(アラブ社会主義復古党)の主導する革命指導評議会(RCC)副議長の地位にあったフセインは、国家計画委議...
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2010-03-27 22:37
(連載)国策として官民一体の行動モデルを築こう(2)
湯下 博之
杏林大学客員教授
第二次世界大戦後、国土が荒廃した日本が奇跡的な復興を遂げ、世界第二の経済大国にまで発展した背景には、国を挙げての検討があり、それを踏まえてのコンセンサスに基づいた政策があった。限られた資源をどのように活用するかといった優先順位づけを必要とする問題も、このようなやり方で解決された。
換言すれ...
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2010-03-26 23:45
(連載)国策として官民一体の行動モデルを築こう(1)
湯下 博之
杏林大学客員教授
昨年末にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国の原子力発電所建設プロジェクトの国際入札で韓国勢が受注し、先月にはベトナム政府の原子力発電所建設プロジェクトの第一期工事をロシアの国営原子力企業ロスアトムが受注することが明らかになり、しかも両ケースとも、関係企業のみでなく、韓国及びロシアの政府によ...
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2010-03-26 07:37
郵政「閣内亀裂」の影に小沢の選挙戦略
杉浦 正章
政治評論家
郵政改革という最重要法案をめぐって露呈した閣内亀裂の最大の原因は、「事務次官会議の廃止」だ。まさに最重要事前調整機関を官僚憎さの一点から廃止し、半可通の首相・鳩山由紀夫が直接郵政改革相・亀井静香から話を聞いて、まんまと乗せられた図式だ。鳩山政権は、自分で落とし穴を掘って、自ら転落したことになる。鳩...
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2010-03-25 20:38
我が国のナイーブな政治指導者たち
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
「ナイーブ」というのはフランス語起源の言葉で、「単純な」、「世間知らずの」、「だまされやすい」あるいは(行為・話が)「無邪気な」、「純真な」(ジニアス英和辞典)という意味。後の方の意味なら、別に悪いことばかりではないが、本来海千山千の強者であるべき人が、意外にこんな一面を見せたりすると、どう受け取...
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2010-03-24 01:53
ティーパーティ運動は正統派のプロテスト運動とはいえない
島 ゆうこ
随筆家
ティーパーティ運動については、正真正銘の草の根運動と見る人もいるようですが、オバマ大統領に対する露骨なプラカードのサインや人種偏見的悪態をみていると、怒鳴っているだけの一連の抗議デモ集団であり、正統派のプロテスト運動であるとは思えません。
元来、自由市場主義を唱えるドンゴーと名乗るグ...
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2010-03-23 07:32
谷垣自民党は、役員人事を刷新するしかない
杉浦 正章
政治評論家
自民党総裁・谷垣禎一は民主党の支持率下落がとどまるところを知らないのに、自分の党の支持率が低迷している原因を分析したことがあるのだろうか。恐らく半可通の話ばかり聞いているのだろう。究極的原因は、旧態依然の“顔”にあるのだ。“顔”が変わらなければ、国民の間に刷新イメージがわかないのだ。その意味で、党...
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2010-03-21 04:51
まだ不明な欧州金融危機の深層分析
池尾 愛子
早稲田大学教授
米シアトルのワシントン大学で、3月5日にマレク・ベルカ氏(IMF ヨーロッパ部門理事、ポーランド出身)の講演「世界経済危機下の中東欧情勢」を聴く機会があった。
昨2009年の経済成長率については、マイナスを示した国が多かったとのことであった。ベルカ氏は世界全体の資金の余剰と不足を説明したう...
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2010-03-19 21:44
第二次大戦後体制の矛盾を突くイラン
石川 純一
フリージャーナリスト
イランが濃縮度20%のウラン濃縮に成功し、国際原子力機関(IAEA)がイランの核兵器獲得の危険性を初めて公式に認めた。21世紀の今の世界で果たして核が抑止力を持ち得るのかどうかはなはだ疑問だ。膨大な核を抱えていても、米国は2001年9月11日の同時多発テロを防ぐことはできなかった。中東に関して言え...
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2010-03-17 17:09
(連載)「核密約」調査は大きな一歩前進だが(2)
若林 秀樹
元参議院議員
外交や安全保障の性格を考えれば、時の政権の責任において「密約」の存在は不可避である。しからば、いつ、どのような形で国民に密約の存在を明らかにすべきかが課題となる。そしてその際に、本当にその密約の存在が日本の国益や安全保障にかなったのかどうか、検証されねばならない。我々はその歴史的検証から教訓を引き...
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2010-03-17 07:38
「邦夫新党」総スカンで早くも手詰まり
杉浦 正章
政治評論家
「抜くな」といった竹光を抜くから、こういうことになる。鳩山邦夫の「新党構想」は、まるで下手な花見の座興のように、ヤジが飛んで総スカンである。勝手に名前を使われた坂本竜馬が、草葉の陰で「歴史を全く知らない」と怒っている。「結びつける」と言われた与謝野馨も、舛添要一も、腰が引けて迷惑顔だ。本人が「5人...
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2010-03-16 19:21
(連載)「核密約」調査は大きな一歩前進だが(1)
若林 秀樹
元参議院議員
この度の外務省による日米密約に関する調査報告は「遅かりし」という印象を拭えないが、政権交代がなければ果たしえなかったことであろう。そして「公然の秘密」となっていた密約の実態を相当程度明らかにし、今後の外交文書の記録や公開のあり方等のいくつかの点で教訓を導き出したことは、大いに評価できる。しかし他方...
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2010-03-12 19:19
(連載)外交に関する世論調査(2)
大河原 良雄
・グローバル・フォーラム代表世話人
(4)日本と中国との関係
日中関係をどう見るかについても、当然の事なのであろうが、上記と同じ現象が見られる。1986年に「良好だと思う」は76.1%で「良好だと思わない」の14.1% を圧倒的に越えていたが、翌1987年に「良好」70.2% 、「非良好」19.3% と記録された後、逐年悪化傾向を...
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2010-03-12 07:43
朝鮮学校除外は、国によるチマ・チョゴリいじめだ
杉浦 正章
政治評論家
鳩山政権は自らの目玉政策である「高校無償化」の対象から朝鮮学校を「国交なし」を理由に除外する方針であるという。朝日新聞がトップで報じている。根底には拉致問題などで最悪の状況にある北朝鮮との外交関係があるが、これはいささか次元が違うのではないか。確かに朝鮮学校には金日成・金正日の肖像が掲げられており...
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2010-03-11 19:42
(連載)外交に関する世論調査(1)
大河原 良雄
グローバル・フォーラム代表世話人
政府は、昭和末期から毎年秋に内閣府政府広報官による「外交に関する世論調査」を実施し、その結果を発表している。平成21年10月の調査の結果が発表されているので、興味のある点を摘記してみたい。
(1)アメリカに対する親近感
今回発表の分では「親しみを感じる」が78.9%で、「親しみを感じない...
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2010-03-10 11:20
「能ある政治」は「農」を競う
岩國 哲人
前 衆議院議員
中国には「五風十雨」という言葉がある。五日に一回風が吹いて、十日に一回雨が降る。これが、中国古来から農村地帯における一つの願いであった。天地、自然の流れが順調で、今年もまた豊作であってほしい。弱い農家の人たちの天に対する願いの言葉が、中国の農村地帯の家の入口には今でも張られている。私はその言葉が好...
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2010-03-09 10:42
(連載)米中関係の深化に変化なし(2)
若林 秀樹
元参議院議員
もちろん中国にとっては、チベットやウイグル地区等での少数民族問題、言論の自由等に関する人権問題、そして台湾への支援は、絶対に黙っていられない「国内問題」である。米国といえども、これらの問題に関するあからさまな行動をとれば、中国は少なくとも表面的には批判せざるをえない。しかし中国は、米国の台湾への武...
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2010-03-09 07:50
与謝野は“主敵”を見定めよ
杉浦 正章
政治評論家
元財務相・与謝野馨は能吏ではあるが、政治家ではなかったのだろうか。敵前で内紛を起こしてプラスになるのは、民主党だけだ。案の定首相・鳩山由紀夫からは「谷垣頑張れ」の皮肉なエールを飛ばされてしまった。与謝野は大局を見損ねている。問題を谷垣禎一の総裁外し人事などに矮小してはならない。ましてや、新党のめど...
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2010-03-08 19:02
(連載)米中関係の深化に変化なし(1)
若林 秀樹
元参議院議員
米中間の軋轢を懸念する声が高まっているが、心配は無用である。確かに、米中関係の冷え込みを感じさせる事象が続き、これまでにない変化が両国関係に見られるが、結論として米中関係の「深化」という大きな流れは一向に変わらないであろう。もちろん表面的には「亀裂」を感じさせるような言動は今後とも続くものと思われ...
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グローバル・フォーラム