国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2010-02-22 19:10

「シェンシャン、シェンシャン」

岩國 哲人  前 衆議院議員
 1999年9月9日、一通の便りが中国から届いた。天津にある南開大学の朱光磊政治学部長からの便りである。天津は北京、上海に次ぐ三大直轄市で、北京の東南の隣で重要な海の玄関の役割を持つ。日本に例えれば、東京の隣にある横浜のような位置と歴史を持っている。南開大学は中国の四大大学校に数えられ、何よりも故周...▶続きはこちら
2010-02-20 14:50

中国で話をするとき、留意したいこと

池尾 愛子  早稲田大学教授
 私が初めて中国に行ったのは1992年頃で、中国社会科学院経済研究所の人たちが北京で組織した第1回東アジア国際学術シンポジウムに参加するためであった。招待状は日本経済思想史研究家の故塚谷博通氏(国学院大学)宛てに届いたのであるが、氏が高齢であったため、他の候補者探しがあり、結局、私が代理でシンポジウ...▶続きはこちら
2010-02-19 07:38

“衆参ねじれ”で「小沢独裁阻止」がキーワード

杉浦 正章  政治評論家
 2010年度予算が年度内に成立する見通しとなり、政局の焦点はいよいよ、参院選挙に移行する。既に事実上選挙対策を一任されている民主党幹事長・小沢一郎は、全国を行脚して強気の選挙対策を展開している。複数区に複数候補の擁立、タレント系や女性の起用など、相変わらずの選挙戦術だ。まさに当たるべからざる勢いだ...▶続きはこちら
2010-02-18 22:29

民主党政権は、公務員制度をどうするつもりか

入山 映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 霞ヶ関の影響力を減殺することが政治目標になっている。それ自体は結構なことだと思うし、目に余る税金の濫費(話半分としても、目を剥くような話に興味のおありの方は、あの鈴木宗男氏の『闇権力の仕掛人』の一読をお勧めする。損はしないこと請け合い)やら、天下りやらに、義憤を感じている向きには、「水に落ちた犬は...▶続きはこちら
2010-02-17 11:32

(連載)ウクライナ大統領選挙についての所感(2)

茂田 宏  元在イスラエル大使
 しかし経済面ではロシアには負担になる可能性がある。ウクライナは世界金融危機で2008年、GDPの約20%を失い、通貨フリブナは80%下落した。対外債務は、私的なものを加えるとGDPの100%になる状況にある。鉄鋼など主要輸出品の輸出は減退し、大幅に回復する見込みは小さい。IMFが改革の遅れを理由に...▶続きはこちら
2010-02-16 21:15

(連載)ウクライナ大統領選挙についての所感(1)

茂田 宏  元在イスラエル大使
 2月7日、ウクライナで大統領選挙の決選投票が行われた。選管発表では開票率96%で、ヤヌコビッチ候補が48.3%の得票を得、ティモシェンコ候補が46%の得票を得た。未開票地区はヤヌコビッチの地盤である東部、南部であるので、ヤヌコビッチの当選が確実になった。ヤヌコビッチは2004年の大統領選挙でいった...▶続きはこちら
2010-02-16 07:36

消費税増税へ与野党は「大局」を見据えよ

杉浦 正章  政治評論家
 政治とカネもさることながら、首相・鳩山由紀夫の国家財政に対する危機感のなさは、度し難い。国債発行で史上最大の水膨れ予算を作っておきながら、まだ消費税を「4年間上げない」と宣言している。いまや国家の借金は973兆円に達し、国債価格がコントロールを失いかねない「発散元年」(前財務相・与謝野馨)という状...▶続きはこちら
2010-02-14 12:00

(連載)苦悩が続く日米「民主党」政権(2)

若林 秀樹  元参議院議員
 かつてウィンストン・チャーチル英首相は、「実際のところ、民主制は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた、他のあらゆる政治形態を除けば、だが」と言った。つまり共産主義等の政治体制に民主主義が打ち勝ってきたことを、逆説的に述べたものである。しかし2010年にチャーチルが生きていれば...▶続きはこちら
2010-02-13 14:36

(連載)苦悩が続く日米「民主党」政権(1)

若林 秀樹  元参議院議員
 オバマ大統領、鳩山首相は、それぞれ就任後初となる「一般教書演説(1月27日)」、「施政方針演説(1月29日)」を行い、2010年の政策課題を国民に明らかにした。演説の中でオバマ氏は、「仕事」を23回、鳩山氏は「いのち」を24回連発、そこには両首脳が抱える共通した悩みがうかがえる。共に高い支持率の下...▶続きはこちら
2010-02-10 07:39

「枝野起用」、「石川離党」でじわり小沢離れ:鳩山

杉浦 正章  政治評論家
 「『よろしいか』『はい』というのが、精一杯」(朝日川柳)であった首相・鳩山由紀夫が、じわりと“小沢離れ”をし始めた。明らかにその発言からは、小沢秘書・石川知裕を離党させたい気持ちがありありとみられる。小沢批判の言動を繰り返す元政調会長・枝野幸男を行政刷新相に起用するのも、小沢にとっては“神経逆なで...▶続きはこちら
2010-02-09 17:26

「日中環境協力対話」に参加して感じたこと

進藤 榮一  筑波大学大学院名誉教授
 昨2月8日グローバル・フォーラムの主催で東京で開催された「日中対話:21世紀における日中環境協力の推進」は、大変有益で、いろいろのことについて勉強させていただいたことを、感謝申し上げます。

 その上で感じたことを2点申し上げさせていただきます。第一は、特に「対話」の第2部に関するコメントです...▶続きはこちら
2010-02-09 14:21

「地球のドクター」以上の役割がある

河村 洋  ニュー・グローバル・アメリカ代表
 2月4日の本欄「議論百出」への「『金・環・食』と日本の進むべき道」と題する投稿のなかで、岩国哲人氏は「日本が世界の警察にも、軍隊にもならず、『地球のドクター』としてその優れた環境技術と資金力で、かけがえの無い地球の環境を守ることに専念すれば、世界中の国々が日本を評価し、それが日本にとって最高の安全...▶続きはこちら
2010-02-08 19:44

(連載)「日・黒海地域対話」に出席して思ったこと(2)

河村 洋  ニュー・グローバル・アメリカ代表
 イランについては、グラスルーツの民主化支援に日本も寄与すべきであろう。現在のシーア派神権政治は、パーレビ王政の啓蒙近代化路線を否定して成立している。しかも核開発問題を抱えるイランの現体制は、核兵器に敏感な日本にとって見過ごせない脅威である。何よりもイランの現体制が、暗黒時代への逆戻りを標榜している...▶続きはこちら
2010-02-07 22:54

(連載)「日・黒海地域対話」に出席して思ったこと(1)

河村 洋  ニュー・グローバル・アメリカ代表
 去る1月27日にグローバル・フォーラムが主催する第3回「日本・黒海地域対話」に出席し、各国から参加した第一線の政策形成者達の議論から大いに刺激を受けた。その中でも黒海地域での日本の役割ということになると、外務省の海部篤欧州局中・東欧課長が橋本龍太郎首相(当時)による1997年の「新シルクロード演説...▶続きはこちら
2010-02-07 15:27

アメリカの企業倫理と「強欲」批判

池尾 愛子  早稲田大学教授
 アメリカ経済学会(AEA)の2010年アトランタ大会では、ヨーロッパの金融経済に関するセッションが幾つか組織されたことを、本掲示板にて1月10-11日に紹介した。「金融危機の唯一の震源地はアメリカであったとは言い難い」として、ユーロ圏の住宅価格などの時系列データを提示して、「ドイツでは統一バブル、...▶続きはこちら
2010-02-05 07:32

「小沢批判」高まる新聞論調

杉浦 正章  政治評論家
 さすがにマスコミには、「限りなくクロ」に近い幹事長・小沢一郎を擁護する論調は一切ない。全国紙各紙は、社説と署名入り記事で、小沢とこれをかばう首相・鳩山由紀夫の批判を展開している。かつて佐川急便事件で検察が金丸信を在宅起訴にとどめ、世論のごうごうたる批判が生じたケースと酷似している。署名記事では、朝...▶続きはこちら
2010-02-04 18:50

「金・環・食」と日本の進むべき道

岩國 哲人  前 衆議院議員
 この国の名は「にほん」か「にっぽん」か?嘗て予算委員会で小坂文部大臣に質問したが、両方正しいという答弁だった。世界中で2つの国名を持つ奇妙な国は、日本だけである。次に憲法はあるか?憲法というものは、主権を持った国民が自ら制定するものである。それが世界の常識である。現在の日本には米国から与えられた憲...▶続きはこちら
2010-02-04 09:33

(連載)日米同盟の矛盾に挑戦(2)

若林 秀樹  元参議院議員
 2番目は「核密約」等に関わる長年の矛盾点である。日米同盟によって米国の世界戦略に巻き込まれるような可能性を排除する仕組みは、日本にとって必要であるが、「核密約」の存在等により、鳩山政権は苦しい対応を迫られている。日本の意志に反したアメリカの行動を支援するか否かは、主権国家である日本の判断すべき問題...▶続きはこちら
2010-02-03 20:59

(連載)日米同盟の矛盾に挑戦(1)

若林 秀樹  元参議院議員
 1月19日、安保改定の署名から50年を迎え、日米両国は、外務・防衛担当の閣僚による「共同声明」を発表した。その声明には日米同盟を礼賛する美辞麗句が並んでいるが、いくら読み返しても、両国政府のこの声明に込める熱意が一向に伝わってこない。それだけ日米同盟は成熟した関係にあるという見方が出来ないわけでは...▶続きはこちら
2010-02-02 07:53

進退窮まり「ポスト小沢」がうごめく

杉浦 正章  政治評論家
 政治家の記者会見は、時には言葉でなく、ボディーランゲージを読まなければならない。2月1日の幹事長・小沢一郎の会見は、いつもと様子ががらりと変わった。珍しく声が震えて張りがなく、普段の傲慢な態度はどこかに消えた。何故だろうか。おそらく検察による2度目の事情聴取が相当核心を突いたものになった証拠だ。調...▶続きはこちら
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グローバル・フォーラム