国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2010-03-19 21:44

第二次大戦後体制の矛盾を突くイラン

石川 純一  フリージャーナリスト
 イランが濃縮度20%のウラン濃縮に成功し、国際原子力機関(IAEA)がイランの核兵器獲得の危険性を初めて公式に認めた。21世紀の今の世界で果たして核が抑止力を持ち得るのかどうかはなはだ疑問だ。膨大な核を抱えていても、米国は2001年9月11日の同時多発テロを防ぐことはできなかった。中東に関して言え...▶続きはこちら
2010-03-17 17:09

(連載)「核密約」調査は大きな一歩前進だが(2)

若林 秀樹  元参議院議員
 外交や安全保障の性格を考えれば、時の政権の責任において「密約」の存在は不可避である。しからば、いつ、どのような形で国民に密約の存在を明らかにすべきかが課題となる。そしてその際に、本当にその密約の存在が日本の国益や安全保障にかなったのかどうか、検証されねばならない。我々はその歴史的検証から教訓を引き...▶続きはこちら
2010-03-17 07:38

「邦夫新党」総スカンで早くも手詰まり

杉浦 正章  政治評論家
 「抜くな」といった竹光を抜くから、こういうことになる。鳩山邦夫の「新党構想」は、まるで下手な花見の座興のように、ヤジが飛んで総スカンである。勝手に名前を使われた坂本竜馬が、草葉の陰で「歴史を全く知らない」と怒っている。「結びつける」と言われた与謝野馨も、舛添要一も、腰が引けて迷惑顔だ。本人が「5人...▶続きはこちら
2010-03-16 19:21

(連載)「核密約」調査は大きな一歩前進だが(1)

若林 秀樹  元参議院議員
 この度の外務省による日米密約に関する調査報告は「遅かりし」という印象を拭えないが、政権交代がなければ果たしえなかったことであろう。そして「公然の秘密」となっていた密約の実態を相当程度明らかにし、今後の外交文書の記録や公開のあり方等のいくつかの点で教訓を導き出したことは、大いに評価できる。しかし他方...▶続きはこちら
2010-03-12 19:19

(連載)外交に関する世論調査(2)

大河原 良雄   ・グローバル・フォーラム代表世話人
(4)日本と中国との関係
 日中関係をどう見るかについても、当然の事なのであろうが、上記と同じ現象が見られる。1986年に「良好だと思う」は76.1%で「良好だと思わない」の14.1% を圧倒的に越えていたが、翌1987年に「良好」70.2% 、「非良好」19.3% と記録された後、逐年悪化傾向を...▶続きはこちら
2010-03-12 07:43

朝鮮学校除外は、国によるチマ・チョゴリいじめだ

杉浦 正章  政治評論家
 鳩山政権は自らの目玉政策である「高校無償化」の対象から朝鮮学校を「国交なし」を理由に除外する方針であるという。朝日新聞がトップで報じている。根底には拉致問題などで最悪の状況にある北朝鮮との外交関係があるが、これはいささか次元が違うのではないか。確かに朝鮮学校には金日成・金正日の肖像が掲げられており...▶続きはこちら
2010-03-11 19:42

(連載)外交に関する世論調査(1)

大河原 良雄  グローバル・フォーラム代表世話人
 政府は、昭和末期から毎年秋に内閣府政府広報官による「外交に関する世論調査」を実施し、その結果を発表している。平成21年10月の調査の結果が発表されているので、興味のある点を摘記してみたい。

(1)アメリカに対する親近感
 今回発表の分では「親しみを感じる」が78.9%で、「親しみを感じない...▶続きはこちら
2010-03-10 11:20

「能ある政治」は「農」を競う

岩國 哲人  前 衆議院議員
 中国には「五風十雨」という言葉がある。五日に一回風が吹いて、十日に一回雨が降る。これが、中国古来から農村地帯における一つの願いであった。天地、自然の流れが順調で、今年もまた豊作であってほしい。弱い農家の人たちの天に対する願いの言葉が、中国の農村地帯の家の入口には今でも張られている。私はその言葉が好...▶続きはこちら
2010-03-09 10:42

(連載)米中関係の深化に変化なし(2)

若林 秀樹  元参議院議員
 もちろん中国にとっては、チベットやウイグル地区等での少数民族問題、言論の自由等に関する人権問題、そして台湾への支援は、絶対に黙っていられない「国内問題」である。米国といえども、これらの問題に関するあからさまな行動をとれば、中国は少なくとも表面的には批判せざるをえない。しかし中国は、米国の台湾への武...▶続きはこちら
2010-03-09 07:50

与謝野は“主敵”を見定めよ

杉浦 正章  政治評論家
 元財務相・与謝野馨は能吏ではあるが、政治家ではなかったのだろうか。敵前で内紛を起こしてプラスになるのは、民主党だけだ。案の定首相・鳩山由紀夫からは「谷垣頑張れ」の皮肉なエールを飛ばされてしまった。与謝野は大局を見損ねている。問題を谷垣禎一の総裁外し人事などに矮小してはならない。ましてや、新党のめど...▶続きはこちら
2010-03-08 19:02

(連載)米中関係の深化に変化なし(1)

若林 秀樹  元参議院議員
 米中間の軋轢を懸念する声が高まっているが、心配は無用である。確かに、米中関係の冷え込みを感じさせる事象が続き、これまでにない変化が両国関係に見られるが、結論として米中関係の「深化」という大きな流れは一向に変わらないであろう。もちろん表面的には「亀裂」を感じさせるような言動は今後とも続くものと思われ...▶続きはこちら
2010-03-05 21:58

舛添要一氏のスピーチに思う

入山 映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 外国特派員協会のプロフェッショナル・ランチョンで舛添要一氏のスピーチを聞く機会があった。内容は、先の参院選敗北の原因分析から、自民党新生(再生なんぞをしてはダメで、生まれ変わるしかないという)への方向性、さらに当面の政局についてのコメントというのが、おおよその構成だった。

 「族議員を核とす...▶続きはこちら
2010-03-04 07:39

小沢の2人区2人擁立戦術は共倒れ必至

杉浦 正章  政治評論家
 民主党幹事長・小沢一郎が「最終戦」と位置づける参院選挙で、小沢選挙神話の崩壊が予見される。2人区に2人擁立する作戦が「政治とカネ」の逆風下、まず奏功しないと判断されるからだ。共倒れの危機が党内や支持労組の間で高まっており、閣僚からも批判発言が出始めた。小沢は87人の第1次公認に次いで2週間以内に残...▶続きはこちら
2010-03-03 22:38

山を越したトヨタ車問題

茂田 宏  元在イスラエル大使
 2月24日、トヨタ自動車のリコール問題で米下院公聴会が開催され、豊田章男社長が出席し、謝罪し、今後品質管理の強化やそのための措置を約束した。豊田社長の公聴会での対応が真摯であったこともあり、米国内でも好感をもって受け止められたと考えられる。米在住の友人よりは「メディアの反応はよい。トヨタの工場が立...▶続きはこちら
2010-03-03 19:43

「日・黒海地域対話」出席感想の追記

河村 洋  ニュー・グローバル・アメリカ代表
 自らの投稿記事にコメントするのは恐縮だが、グローバル・フォーラムが先に開催した「日本・黒海地域対話」に関して、追加の感想を述べたい。まず、この地域が欧米とロシアの地政学的な衝突の場である以上は、アメリカの関係者の参加が望まれた。欧米とロシアの立場の違いを端的に示しているのが、ツイッターでのNATO...▶続きはこちら
2010-03-01 07:30

小沢訪米は、キャンベルの“勇み足”か

杉浦 正章  政治評論家
 時には学者の発言にもニュース価値がある。2月28日のTBS時事放談における米コロンビア大教授・ジェラルド・カーティスの発言だ。カーチスは、明らかに国務省、国防総省高官らとの接触を通じた“重み”を背景に発言しているからだ。この中で、国務次官補・キャンベル(東アジア・太平洋担当)が民主党幹事長・小沢一...▶続きはこちら
2010-02-26 19:57

普天間基地問題とこれからの日本

湯下 博之  杏林大学客員教授
 普天間基地問題をめぐって、私は、2009年12月25~26日の本欄に「(連載)普天間基地移設問題と外交(1~2)」と題する投稿をしたが、2月21日のNHKの「日曜討論」は、上記拙稿の第5、6、7点との関連で、有意義であった。一定の結論や方向性が得られたわけではないが、種々の主要な論点が提起され、あ...▶続きはこちら
2010-02-26 18:09

ティーパーティ運動は「保守」の逆襲と言いきれるか

若林 秀樹  元参議院議員
 アメリカ人にとって「ティーパーティ」とは、政治的抗議(political protest)の象徴である。これは言うまでもなく、1773年12月、イギリス政府が押し付けた茶税に反対し、植民地の住人がボストン湾に停泊中の東インド会社船の積荷である茶を海に投げ捨てた「ボストン・ティー・パーティ(ボストン...▶続きはこちら
2010-02-24 07:43

予想される民主党「5月の変」

杉浦 正章  政治評論家
 「幹事長の入ったポスターは論外。首相とのツーショットもご遠慮したい」と、民主党参院議員が参院選向けのポスターで悩んでいるという。民主党員の心が「小鳩」から離反する「民心離反」だそうだ。しかし首相・鳩山由紀夫は「現体制でいく」と強気の姿勢を崩さない。首相周辺は「予算が通れば支持率も上向く」と、はかな...▶続きはこちら
2010-02-23 20:23

「20%のウラン濃縮に成功」とイラン大統領は呼号するが

石川 純一  フリージャーナリスト
 イランが2月11日、イスラム革命達成31周年を迎えた。アフマドネジャド同国大統領はこの日、故ホメイニ師を精神的指導者に仰いだ反パーレビを叫ぶ市民が革命成就に歓呼の声を上げた同じ首都テヘランのアザディ広場で演説。濃縮度20%のウラン濃縮に成功したことを公言した。9日の中部ナタンズにおける濃縮度20%...▶続きはこちら
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