国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2024-03-22 15:44

北朝鮮の甘言蜜語?と岸田対北外交の危うさ

鈴木 美勝 日本国際フォーラム上席研究員
 今年の日朝関係を巡る動きは、年明け早々に北朝鮮・金正恩(朝鮮労働党総書記)から岸田文雄(首相)宛に届いた異例のメッセージで始まった。正恩は1月6日、元旦に発生した能登半島地震の被災に見舞い電を発出、その中で日本の首相に初めて「日本国総理大臣閣下」の敬称を使って「(被災地住民が)一日も早く安定した生...▶続きはこちら
2024-03-12 11:37

進化し続けるAI

船田 元 GFJ政治家世話人/衆議院議員
 「AIが人間の能力を超えるシンギュラリティ(技術的特異点)が2045年にやってくる」と、AI研究の権威であるレイ・カーツワィル氏が指摘してからかなり時間が経過した。また現在ある仕事のうち、5割がAIに取って代わられると総務省通信白書は指摘している。具体的にはタクシー運転手、警備員、一般事務など。逆...▶続きはこちら
2024-03-07 18:33

ライドシェア一部解禁は日本的プロセス

岡本 裕明 海外事業経営者
 ライドシェア、どうもこの言葉に私はしっくりこないのです。90年代にアメリカで仕事をしていた時、多くの従業員はライドシェアをしていました。それは同じ地域から同じ方向に通勤する人たちが1台の車に乗って通勤するというもので、例えば月曜はAさんのクルマ、火曜日はBさんのクルマ…といったこともあるし、いつも...▶続きはこちら
2024-02-29 01:49

ウォーレン バフェット氏の市場観

岡本 裕明 海外事業経営者
 バフェット氏が恒例の「株主への手紙」を公表し、市場がカジノ的高騰を見せていると警鐘を鳴らしています。一方、アメリカも日本も株価が史上最高値にあり、強気派が弱気派を打ちのめし、売り方の買い戻しが続く中、株価に対する楽観視が多く見られます。バフェット氏が「カジノ的」と指摘することがどういう意味なのか、...▶続きはこちら
2024-02-26 11:54

震災の混乱期にスパイをするという卑劣

宇田川 敬介 作家・ジャーナリスト
 今年の元旦、つまり1月1日午後4時過ぎ、能登半島を大きな地震が襲った。当然にその地震にかんしては日本で大きく報道されている。そして、日本の報道に関しては、いつものごとく、しっかりとした内容ではなく、鑑賞的な内容ばかりで、何人かの特にかわいそうな事例を使い、そしてその内容をことさら強調して「自分の取...▶続きはこちら
2024-02-25 11:29

トランプ前大統領のNATO撤退論を考える

倉西 雅子 政治学者
 大手マスメディアは、アメリカのオバマ元大統領については常に好意的な記事を書く傾向にあります。先日も、最もIQの高い大統領として持て囃す記事もあったのですが、同大統領に対する異様に高い評価は、ノーベル平和賞の選考と同様に、核廃絶という一つの物差しで測った結果なのかもしれません。核兵器=絶対悪という固...▶続きはこちら
2024-02-23 12:59

逃げる中国人

岡本 裕明 海外事業経営者
 「国、貧すれば民、とん走す」。こんな言葉はありません。私が今思いついただけです。「とん走」という言葉を敢えて使ってみたのはこの言葉には2つの意味があり、逃げるという意味の他に自分の過去を忘れ去るという意味が内包されているからです。だいぶ前ですが、カルガリー在住のある日本人男性と接したところ、当時、...▶続きはこちら
2024-02-23 12:58

独裁者習近平の中国

赤峰 和彦 自営業
 独裁者・習近平の中国についての情報があまり出てこなくなりました。そこで、台湾独立運動家と国際政治評論家の二人の方と、それぞれ習近平と中国の現況を議論しましたので、その内容を紹介します。まずは、台湾独立運動家の情報です。2024年2月10日、この日は中国で旧正月を祝う春節の日です。そして、この期間は...▶続きはこちら
2024-02-22 14:52

中国本土、株式市場について

真田 幸光 大学教員
 中国本土の株式市場が、長引く下落傾向から抜け出せず、過去3年間で中国本土と香港市場で失われた時価総額は6兆米ドルに達すると見られていると、米国CNNが報じている。同紙は、この金額について、英国の年間GDP(国内総生産)の約2倍に達する規模であると説明するなど、「中国本土経済の悪化を世界に知らしめる...▶続きはこちら
2024-02-15 12:44

トランプ氏の外交

岡本 裕明 海外事業経営者
 もしも日本政府が輸入品の関税を一律10%にし、特に中国製品は60%にし、海外企業による日本企業への買収をしにくくし、脱炭素化も「けったいなこと」とし、TPPやQUADを止めて二国間協定に変えようといったらどうしますか?国民の過半は狂喜乱舞しますか?私は凶器乱舞で大混乱が起きると思います。私も国際人...▶続きはこちら
2024-02-06 11:53

東アジアの近代と企業家

池尾 愛子 早稲田大学教授
 文化交渉学という学問領域において、歴史的資料に基づく国際共同研究の成果『東アジアの近代と企業家:ダイナミックな経済発展のキーパーソン』が昨2023年8月に日本語で公刊されている。編集は金明洙(キムミョンス)と于臣(ウシン)で、韓国人、中国人、西洋人、日本人を含む計8人の歴史家が協力している。研究対...▶続きはこちら
2024-01-23 18:07

‘偽確定情報’の悪意の流布のみが‘デマ’では

倉西 雅子 政治学者
 近年、生成AIの登場もあって、‘偽情報’のリスクが声高に叫ばれるようになりました。かの世界経済フォーラムも、2024年版の報告書では、短期的なリスクとして「誤報と偽情報」を挙げています。同フォーラムの場合には、自らに対する批判を‘偽情報’としてかわしたい思惑が透けて見えるのですが、コロナ・ワクチン...▶続きはこちら
2024-01-19 15:36

海図なき世界:日本外交はいかに備えるか

鈴木 美勝 日本国際フォーラム上席研究員
 世界的な選挙イヤーの2024年、最大の注目点は11月5日の米大統領選挙だ。前回同様、民主党バイデン(大統領)対共和党トランプ(前大統領)の再戦になる公算が大きく、トランプが超大国の最高権力を再び握れば、アメリカ内外に激震が走る。海図なき世界の到来─日本外交はどう対応すべきか。第1期政権でトランプの...▶続きはこちら
2024-01-18 11:46

公開の安全と商業の自由とテロリスト攻撃

宇田川 敬介 作家・ジャーナリスト
 イエメンといっても、日本人のほとんどはその場所がよくわかっていない。また自分の生活に関係があるというような感覚を持っている人も少ないのではないか。そして、イエメンで起きていることが、実は日本の生活に大きな影響を及ぼしているということもあまりわかっていない。「物価が高騰している」などということを言い...▶続きはこちら
2024-01-15 11:53

勝者なき台湾総統選

岡本 裕明 海外事業経営者
 九州より小さな島、台湾の総統選の行方を世界が注目していました。折しもウクライナや中東が戦禍に見舞われる中、将来、アジアの混乱(unrest)が起きるのかを占う意味でどういう結果になろうとも様々なシナリオが描ける状態でした。結果は現与党、民進党の頼清徳副総統が5月からの総統に当選しました。メディアの...▶続きはこちら
2023-12-28 11:48

ウクライナ、パレスチナに続き、ベネズエラも、世界の二分化が進む

宇田川 敬介 作家・ジャーナリスト
 昨年のロシアのウクライナ侵攻以降、世界の分断が始まっているといえる。世界の分断といっても物理的にひび割れができているわけではないのであるが、残念ながら、世界は二分化している。この二分化は、もともと第二次世界大戦というか、そもそもマルクスが共産主義なる非人間的な思想イデオロギーを作り出したところから...▶続きはこちら
2023-12-22 11:42

ジャパンアニメは世界を制するか?

岡本 裕明 海外事業経営者
 アニメは日本のお家芸、そういうイメージは強いでしょう。ただ、アニメ関係商品を海外で売っている者としては5年後を想像できない、それが正直なところです。日本のアニメが絶対的な神話となったのは50年代から60年代生まれの人々の圧倒的支持だと思います。私の東京の不動産事業の一つにトキワ荘関連施設への場所の...▶続きはこちら
2023-12-21 13:19

弱まる覇権と分極化するアフリカ

遠藤 貢 東京大学教授/「アフリカ政策パネル」主査
 グローバルなインド太平洋地域を特徴付ける「薄い覇権」「薄い自由主義秩序」といった概念が提起されてきた。これは、「異質で、相対的に自律的な構成要素からなる覇権的な国際システムであり、これらの構成要素が密に、またしばしば協調的に相互作用し合うものの、その規範的な選好が一点に収束することはなく、支配的な...▶続きはこちら
2023-12-21 12:29

米中を軸とする世界情勢について

真田 幸光 大学教員
 世界情勢は引き続き混沌としていると筆者は見ている。混沌が続いていると言うよりも、混沌が深まっているとの認識を強めている。特に、米中の痛手は深いかもしれない。先日の米国・サンフランシスコでのAPECに関連して、米中首脳会談が開催されたことはご高尚の通りである。 そしてこの際、米中が互いに歩み寄ってい...▶続きはこちら
2023-11-30 11:05

話題にならなくなったウクライナ問題

岡本 裕明 海外事業経営者
 ウクライナの報道がめっきり減ってきました。このところ、膠着状態であった上に食傷気味となっており、メディアも何か新味がないと報道しない商魂たくましさがあります。そこにイスラエルとハマスの問題が勃発、報道機関からすれば渡りに船、そして見事に目線をほぼそちらに振り替えました。このとばっちりを受けたのは元...▶続きはこちら
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グローバル・フォーラム