国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2009-05-10 05:44

世襲制は改革阻害の最大要因

若林 秀樹  元参議院議員(民主党)
 民主国家は、国民が直接政治に参加する直接民主制でなければ、選挙などによって自らの意思を代弁してくれそうな代表者を選出し、その代表者をつうじて政治に参加する間接民主制である。いずれにせよ、大切なことは、直接であれ、間接であれ、自らが代表者になれる権利が確保されていることである。しかし残念ながら、政党...▶続きはこちら
2009-05-09 06:02

(連載)日本のソフト・パワーとしてのサブカルチャー(2)

水野 勝康  特定社会保険労務士
 日本の持つ「ソフト・パワー」としてまず挙げられるものは、アニメ・漫画・ゲーム等のサブカルチャーであろう。特に日本アニメ、所謂「ジャパニメーション」は、奥が深く、日本文化を代表する存在になりつつあるとさえ言える。先月、金曜ロードショー枠で「ルパン三世VS名探偵コナン」という番組が放映された。これは、...▶続きはこちら
2009-05-08 08:21

(連載)日本のソフト・パワーとしてのサブカルチャー(1)

水野 勝康  特定社会保険労務士
 「ソフト・パワー」という考えがある。ハーバード大学大学院ケネディ・スクール教授で、アメリカの次期駐日大使に内定しているジョセフ・サミュエル・ナイ・ジュニアが提唱したものである。国家が軍事力や経済力などの対外的な強制力によらず、その国の有する文化や政治的価値観、政策の魅力などに対する支持や理解、共感...▶続きはこちら
2009-05-07 08:40

「消されたヘッドライン」が示唆するもの   

伊奈 久喜  新聞記者
 経済危機は各国の権力構造にも影響を与える。ニューヨークよりワシントン、上海より北京の力がますます強くなる。政府と中央銀行の力が民間経済・金融の影響力をはるかにしのぐようになるからだ。日本にはニューヨーク、上海にあたる都市がないので東京の力が一層強まる。「消されたヘッドライン」(東宝東和配給)は、5...▶続きはこちら
2009-05-01 10:32

常任世話人便り(6)「日米対話」について

若林 秀樹  グローバル・フォーラム常任世話人
 グローバル・フォーラムは、相手国のしかるべき国際交流団体との共催形式で「対話」と称する知的交流計画を毎年3-4回実施しています。今回は、一昨年に引き続き全米外交政策委員会(ジョージ・シュワブ委員長)との共催により、4月24日東京で第2回日米対話「オバマ新政権下での日米関係」を開催しました。以下に私...▶続きはこちら
2009-04-30 09:40

議員世襲制の是非は、結局は有権者の判断すべきこと

入山 映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 二世・三世議員は同じ選挙区からは立候補させない、という菅義偉自民党選対部長の発言が波紋を呼んでいる。民主党はいち早く同様のアイディアをマニフェストに盛り込むという。この問題を、政治家という職業が世襲制になることの是非、と速断する前に考えてみた方が良い2、3の問題点があるように思う。一つは世襲候補者...▶続きはこちら
2009-04-29 17:34

求められている多様性を体現した政治家

浅尾 慶一郎  参議院議員(民主党)
 バラク・フセイン・オバマ氏が米国の大統領に就任して100日以上が経過しました。オバマ大統領については、我が国でも様々なことが報道されております。危機の時代に多様性を体現するオバマ氏を選んだ米国の有権者の判断に敬意を表すると共に、日本においてもそうした選択肢を提供する必要性を、政治家として痛感してお...▶続きはこちら
2009-04-28 08:28

(連載)これでは若手研究者の海外放逐だ(2)

水野 勝康  特定社会保険労務士
 100人の博士が誕生した場合、大学教員になれるのは僅か14人である。ポスト・ドクターと呼ばれる任期制の研究者になれるのは100人のうち20人で、両者を合計しても博士号取得者の過半数に達しない。同じく100人の博士のうち、16人が「無職」であり、「行方不明」か「死亡」が8人もいる。大学以外の場に行け...▶続きはこちら
2009-04-27 11:50

(連載)これでは若手研究者の海外放逐だ(1)

水野 勝康  特定社会保険労務士
 政府が、若手研究者の海外での武者修行を支援すると言い出した。5年間で1万5000~3万人の若手研究者や大学院生に渡航費と滞在費を支給し、海外の大学や研究機関へ数か月から1年程度、派遣する構想で、300億円の基金創設を、2009年度補正予算案に盛り込むそうである。若手研究者が外国の大学や研究機関で武...▶続きはこちら
2009-04-27 07:54

鳩山は小沢と「刺し違える」ときだ

杉浦正章  政治評論家
 案の定名古屋市長選圧勝にもかかわらず、マスコミは民主党代表・小沢一郎の選挙応援の結果の勝利と書いたところはない。むしろ、「小沢氏求心力、民主党内戻らず」(朝日新聞)というのが各紙共通の基調だ。小沢が打った乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負・地方遊説再開は、事実上マスコミを引きつけることなく、不発に...▶続きはこちら
2009-04-24 17:47

国際貢献についての日本の立場を再考しよう

湯下 博之  杏林大学客員教授
 日本の政府開発援助(ODA)が世界で相対的に後退している現状や、インド洋での給油問題やソマリア沖での海賊対策をめぐる日本国内での議論を聞いていると、国際社会の主要な一員としての役割とか、国際協力ないしは国際貢献の必要とか、という問題について、戦後半世紀以上が経ち、状況が戦後あるいは冷戦時代とは一変...▶続きはこちら
2009-04-23 12:35

核兵器とプラハの春

岩國哲人  衆議院議員
 日興証券のロンドン事務所に私が着任したのは1967年8月。その翌年、68年8月にロンドンから発売されたビートルズの「ヘイ・ジュード」は、たちまち世界中で大ヒットした。ジョン・レノンとその妻が離婚し、落ちこんでいる息子ジュリアンのために、ポール・マッカートニーが作った「ヘイ・ジュード」は、次の言葉で...▶続きはこちら
2009-04-23 08:36

(連載)策源地攻撃能力をめぐる議論について(2)

鈴木 馨祐  衆議院議員
 少なくとも中国がここ数年間、言い逃れをするばかりで、核・拉致・ミサイルの問題で北朝鮮に真剣に対処した実績がほぼない、という現実を考えれば、北朝鮮が発射後数分でわが国に大量破壊兵器を打ち込める能力を持ち、わが国に対する敵意を明確にしている以上は、個別的自衛権の観点からも必要最小限の装備として、空対地...▶続きはこちら
2009-04-22 20:33

(連載)策源地攻撃能力をめぐる議論について(1)

鈴木 馨祐  衆議院議員
 北朝鮮が4月5日に国際社会の非難を無視して強行した弾道ミサイルの発射は、いろいろな意味でわが国の安全保障環境にインパクトを与えたといわざるを得ない。当面の北朝鮮からの軍事的な脅威という意味でいえば、何をおいても核の小型化とノドン・ミサイルである。少なくとも100発程度の精度が高くわが国の全域を射程...▶続きはこちら
2009-04-22 08:28

(連載)攻守所を変えて泥沼化するタイのデモ (3)

関山 健  東京財団研究員
 4月16日現在、首相府を包囲していたタクシン派「反独裁民主同盟」の反政府デモ隊は撤収し、首都バンコクは落ち着きを取り戻したかのように見える。しかし、同幹部は「決して負けたわけではなく、再び帰ってくる」と行動再開を明言している。政府もバンコクと近県に出した非常事態宣言を当面解除しない方針だ。昨年10...▶続きはこちら
2009-04-22 07:55

政界明暗逆転の怖い側面

杉浦正章  政治評論家
 あの「麻生叩き」は一体何だったのだろうか、と最近思う。かねてからホテルのバー通いも、“誤読”も、政治家としての首相の本質批判とすべきでないと主張してきたが、マスコミのそういった批判がぱたっと止まった。端的に形容するなら、「小沢続投効果」である。小沢は開き直っており、この効果は持続しそうだ。しかし危...▶続きはこちら
2009-04-21 10:56

ロクサナが無事解放されますように・・・

藤村 麻理子  会社員
 私は幼い頃、日本にいたロクサナと一緒に遊んだ仲です。母が今回の事件の記事を見つけ、今、驚いています。オバマ大統領がイランにロクサナの解放を呼びかけていますが、日本政府の動きが表に見えないのが残念です。なんとか助けてほしいです。他人事ではないです。

 ロクサナの両親は、日本で出会い、恋に落ちま...▶続きはこちら
2009-04-21 08:39

(連載)攻守所を変えて泥沼化するタイのデモ (2)

関山 健  東京財団研究員
 ところで、「反独裁民主同盟」がパタヤで首脳会議の妨害を行った際、なぜ治安当局は各国首脳が滞在する会場ホテルへの侵入を易々と許したのか、その理由がいま一つ解せない。各種報道によれば、当日パタヤには大勢の兵士や警官が配備されていたにもかかわらず、デモ隊が中韓首脳の滞在するホテルを取り囲んでも、ASEA...▶続きはこちら
2009-04-20 09:33

(連載)攻守所を変えて泥沼化するタイのデモ (1)

関山 健  東京財団研究員
 タクシン元首相を支持する反政府デモ隊が「アピシット首相は退陣せよ」、「ASEAN会議を中止しろ」と叫ぶ。4月11日、タイ中部のパタヤ市内で開催を予定されていたASEAN諸国と日中韓の首脳会議や豪印との首脳会議が、反政府デモによる混乱を受けて、延期に追い込まれた。反政府デモ隊はその後活動の拠点を首都...▶続きはこちら
2009-04-19 08:20

(連載)アフガン・パキスタン支援で試される日本外交(2)

若林 秀樹  グローバル・フォーラム常任世話人
 そのアメリカだが、先日オバマ大統領は、米軍のイラクからの撤退政策に続く「アフガニスタン・パキスタン包括戦略」を発表し、大統領選挙時の最優先公約であったアフガニスタン政策の実行段階に入った。イラクに続いてアフガンで失敗すれば、アメリカ外交の威信は完全に失墜し、オバマの支持基盤が大きく揺らぎかねないば...▶続きはこちら
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