国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2009-04-11 12:07

(連載)G20ロンドン金融サミットをどう評価するか (2)

関山 健  東京財団研究員
 さらに、今回の危機発生の直接原因ではないものの、アメリカ一国の経済金融状況が世界中に大きな影響を与えうる状況も反省されねばなるまい。すなわち、今回の金融危機によって、特定国の通貨を基軸通貨とする国際経済システムは、その基軸通貨国の経済金融情勢から影響を受けやすく、脆弱であることが改めて認識されたと...▶続きはこちら
2009-04-10 08:34

(連載)G20ロンドン金融サミットをどう評価するか (1)

関山 健  東京財団研究員
 4月3日にロンドンで開催された第2回G20金融サミット後の記者会見で、アメリカのオバマ大統領はこのサミットを「世界経済再建に向けた転換点」と評価し、「歴史的な会議」だったと述べた。オバマ大統領のこの評価は、誇張し過ぎかもしれないが、昨年12月に開催された前回の金融サミットに比べれば、中身の充実した...▶続きはこちら
2009-04-10 08:20

(連載)世界金融危機にどう対応するか(2)

大河原 良雄  グローバル・フォーラム代表世話人
 前述の中国に対する政策検討に際し、1997年のアジア通貨危機に際し中国がわが国の提唱したアジア通貨基金(AMF)設立の構想に反対した経緯等に照らし、中国はアジア通貨の創出には否定的ではないかとの一部の中国専門家の意見もあったが、3月23日に中国人民銀行の周小川総裁が国際金融体制の改革を求める論文を...▶続きはこちら
2009-04-09 17:36

(連載)世界金融危機にどう対応するか(1)

大河原 良雄  グローバル・フォーラム代表世話人
 昨年11月のワシントンでの第1回G20サミットに続き、第2回のG20サミット(金融サミット)が4月2日にロンドン近郊で開催され、首脳宣言が発表された。今回の金融危機に触発された未曾有の世界経済不況に対処すべく、短期的な経済の悪化を防ぐ政策に重点が置かれているのが目立つ。例えば2010年末までに5兆...▶続きはこちら
2009-04-09 07:56

問題発言を斜めに切れば

杉浦正章  政治評論家
 政治家や官僚の発言には傾聴すべきものも多いが、いささか的外れなものも散見される。その「的外れ」を斜めに切って、時局のポイントを解説する。

★「宇宙開発の権利の問題だ」と、中国外務省の女性報道官・姜瑜の発言。北朝鮮のミサイル発射問題で国連安保理における中国の立場を端的に表明したものだ。姜瑜はス...▶続きはこちら
2009-04-08 10:56

北朝鮮に対してなにが出来るか

入山 映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 先日は、北朝鮮のロケットに振り回された2日間だった。当初の誤報騒ぎから始まって、最後は人工衛星が軌道に乗らずあえなく太平洋に沈むまで、ほとんど将軍様の予想通り、あるいは予想を超えた日本メディアの盛り上がりだった。ただ、例によって国内の盛り上がりに留まり、国際的にはほとんど無視も同然の扱いを受けてい...▶続きはこちら
2009-04-05 22:20

日本ではだれもフォローしないのでしょうか?

牧 圭一郎  自営
 伊奈先生の本欄への4月2日付けの投稿「ロクサナ事件を知っていますか」に注目しました。本欄でも反響はないようですが、そもそも日本ではどのメディアでもまったく触れられていません。なぜ誰もフォローしないのでしょうか?

 Googleで、"roxana saberi" 検索したら、13万件以上も ヒ...▶続きはこちら
2009-04-05 05:21

(連載)国旗と国歌について考える(5)

水野 勝康  特定社会保険労務士
 国旗は不変のものというわけではなく、国情によっても変わる。代表的なのがアメリカの星条旗で、1777年に独立したときには13州を表す13の星が描かれていたが、その後州が増えるたびに星が追加され、なんと27回も変更されている。現在の国旗になったのは、ハワイ州が加わった1960年で、意外に新しい。

...▶続きはこちら
2009-04-04 08:00

(連載)国旗と国歌について考える(4)

水野 勝康  特定社会保険労務士
 国旗について見ていくと、日本の国旗「日の丸」は太陽を表現したものである。同様に、太陽を表現した国旗はバングラデシュ人民共和国とパラオ共和国が採用している。バングラデシュのものは草原に、パラオのものは海に昇る太陽を表現したものだそうである。台湾の「青天白日満地紅旗」は、もともと「青天白日旗」として、...▶続きはこちら
2009-04-03 09:45

(連載)国旗と国歌について考える(3)

水野 勝康  特定社会保険労務士
 結局、ハイドンの作曲した国歌を採用した国は、神聖ローマ帝国、オーストリア帝国、オーストリア・ハンガリー二重帝国、オーストリア共和国、ポーランド共和国、ワイマール共和国、ドイツ第三帝国と、150年ほどの間に次々と消滅してしまった。列挙するのも大変だが、さすがにこの国歌は縁起が悪いと考えたのか、現在の...▶続きはこちら
2009-04-03 09:39

(連載)中国の国際戦略と日本(4)

関山 健  東京財団研究員
 中国外交にとって最も重要な二国間関係はどの国との関係か。この点、米国が最も重要な外交相手であることは間違いない。では、二番目に重要な国はどこだろうか。ロシアであろうか。EUであろうか。台頭著しいインドであろうか。この点、王緝思院長は、「日本こそ中国にとって二番目に重要な国だ」と主張する。なぜ日本が...▶続きはこちら
2009-04-03 07:55

政治家の成熟度が分かる「解散」発言

杉浦正章  政治評論家
 官房長官・河村建夫が、野党が抵抗すれば解散もありうるとする首相・麻生太郎発言に関連して、「景気対策の3段ロケットが完成し、解散権を得たという気持ちがあるのではないか」と述べた。補佐役として、ようやくここまでもってこれたという感慨が読み取れる。しかし百家争鳴は政界の常。公家集団や野武士衆の解散発言を...▶続きはこちら
2009-04-02 08:33

(連載)国旗と国歌について考える(2)

水野 勝康  特定社会保険労務士
 現在のドイツ連邦共和国の国歌は、かつて同じメロディーが神聖ローマ帝国、オーストリア帝国、オーストリア・ハンガリー二重帝国、オーストリア共和国、ポーランド共和国、ワイマール共和国、ナチス・ドイツの国歌として使われていた過去を持つ。作曲は1796年か1797年にフランツ・ヨーゼフ・ハイドンによりなされ...▶続きはこちら
2009-04-02 08:27

(連載)中国の国際戦略と日本(3)

関山 健  東京財団研究員
 中国が今後どのような国際レジームを目指すのかも多くの人々の関心事である。この点、王緝思院長は「既存の国際レジームは、中国の国家利益にとって基本的には有利に働いている」との認識を示しつつも、しかし「一部に不利な部分があることも事実であり、そこは中国として変更を求めていかねばなるまい」という。王緝思院...▶続きはこちら
2009-04-02 08:22

ロクサナ事件を知っていますか

伊奈 久喜  新聞記者
 このサイトをご覧になっている方でご興味がある方は、hrw  roxana と打ち込み、Googleで検索してみてほしい。15500件がヒットする。hrw は国際的な人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチであり、roxana は本稿で取り上げるRoxana Saberi (ロクサナ・サベり)さんだ。
...▶続きはこちら
2009-04-01 10:02

(連載)国旗と国歌について考える(1)

水野 勝康  特定社会保険労務士
 春は、卒業式そして入学式の季節である。多くの公立学校で「国旗・国歌」の扱いで揉める時期でもある。日本ほど、国旗や国歌で揉め事の多い国はないのではないか。国際常識として、外国に行けば、その国の国旗や国歌に対する儀礼は欠かせない。例えば、アメリカでは国際試合でない普通の野球の試合であっても、全員規律し...▶続きはこちら
2009-04-01 08:46

(連載)中国の国際戦略と日本(2)

関山 健  東京財団研究員
 次に、これらの国家利益を脅かしうるリスクは何か。中国にとって国家利益に対する最大のリスクは、建国以来常に国内の不安定要素だったとも言えるし、国際関係においてはアメリカとの対立こそ最大のリスクだとする向きもあろう。しかし、王緝思院長は、外部リスクの源泉は特定の国家ではなく、具体的な問題だと指摘する。...▶続きはこちら
2009-03-31 12:30

(連載)中国の国際戦略と日本(1)

関山 健  東京財団研究員
 中国が改革開放政策を始めて30年。この間、中国は目覚ましい発展を遂げ、名目GDPの規模で言えば、2007年には世界第3位の経済大国となった。数年内には日本を抜くことは間違いがない。一方、政治面でも、中国は国連安全保障理事会の常任理事国として、国際政治に大きな影響力を有する。米国にとっても、オバマ政...▶続きはこちら
2009-03-31 07:54

確かに民主党は「このままでは沈む」

杉浦正章  政治評論家
 千葉県知事選の民主党惨敗を受けて、「このまま沈むつもりか」と朝日新聞が3月31日付の社説で問いかけ、「民主党の議員たちの対応があまりに鈍い」、「政権交代の実現も遠のきかねない」と嘆いている。毎日も「早く不振をぬぐい去れ」、産経は「小沢体制刷新への契機」と、全国紙が一致して代表・小沢一郎の辞任を求め...▶続きはこちら
2009-03-30 08:35

「時価会計」は必要でも、適切でもない

若林 秀樹  グローバル・フォーラム常任世話人
 物・サービスの売買は、言ってみれば常に「時価」に基づいて行われる。どんなにメーカーが希望する小売価格があっても、その時の需給関係など様々な要素が影響してマーケット・プライスが決まる。しかし、ゴーイング・コンサーン(継続的に発展し続ける)を前提とする企業において、その価値をその時々の経済情勢等で大幅...▶続きはこちら
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