国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2008-06-13 09:17

温暖化防止にとってメディアの役割は非常に大きい

菊澤育代  IGES研究員
 6月11日付けの本欄への投稿(553号)で、古屋遥さんから「(温暖化防止対策をめぐる)メディアの役割について、皆さんのお考えをお聞きしたいと思います。考えていることがありましたら、ぜひ教えてください」との呼びかけがありましたので、それに応えて私見を一言申し上げたいと思います。

 温暖化防止に...▶続きはこちら
2008-06-13 08:18

首相の感情も“危険水域”

杉浦正章  政治評論家
 追い込まれると為政者の感情は乱高下するものだが、最近の発言から見ると、首相・福田康夫もその例外ではない。分析すると、その心理状態が克明に分かってくる。一種の躁(そう)と鬱(うつ)の状態が繰り返され、強い精神力の持ち主は克服するが、古くは田中角栄、直近では安倍晋三のように、最終的には政権を投げ出すよ...▶続きはこちら
2008-06-12 11:18

自信をもちはじめたアフリカ

西川恵  ジャーナリスト
 横浜で開かれた第4回アフリカ開発会議(TICADⅣ)は成功裡に終わった。過去2回、この会議を取材した感想から言うと、アフリカ諸国の自信がこれまでになく目についた。その一つ、開会前日に国際協力機構(JICA)の緒方貞子理事長の司会でもたれたシンポジウムのもようを紹介したい。「アフリカ開発とアジアの成...▶続きはこちら
2008-06-11 21:47

いわゆる居酒屋タクシー問題の根源にあるもの

愛知和男  衆議院議員
 夜遅くまで残業した官僚が、帰宅時に利用した馴染みのタクシーから、ビールなどをはじめとするサービスを受けていたことが、社会問題になっている。確かに好ましいことではないことはもちろんであるが、このような問題が発生した根本的な原因についてあまり議論されていないので、事実を明らかにしたい。根本的原因は官僚...▶続きはこちら
2008-06-11 10:38

温暖化防止対策とメディアの役割

古屋遙  英国ブリストル大学 大学生
 昨6月10日にグローバル・フォーラムの主催で東京都内で開催された国際シンポジウム「日本・東アジア対話:東アジアにおける環境・エネルギー協力の展望」に参加させていただき、ASEAN諸国(東南アジア)や中国、韓国からの出席者の貴重な意見を聴くことができ、大変参考になりました。基調報告者の「報告」やパネ...▶続きはこちら
2008-06-10 07:59

勝ちすぎて、かえって小沢戦略にブレーキ

杉浦正章  政治評論家
 首相・福田康夫を始め自民党幹部が「解散しない」の大合唱だ。“解散恐怖症候群”はますます高じて来た感じだ。無理もない。首相にしてみれば「解散→総選挙敗北→責任取って退陣」の図式が目に見えているのに、「解散だ」などとは言えまい。首相は9日の会見で解散について「政策に支障のない時期に」と述べたが、内心は...▶続きはこちら
2008-06-09 23:13

アフリカの夜明け:「暗黒の大陸」から「希望の大陸」へ

岩國哲人  衆議院議員
 第4回TICAD(アフリカ開発会議)総会は、51カ国という「予想以上」の国からの首脳が出席し、日本の「期待以上」の具体的、積極的なアフリカ支援が表明され、開催地としての面目を保つことができたことを率直に喜びたい。各種の未開発の資源を保有し、国連総会の中で4分の1を占める53票という大きな票田を持つ...▶続きはこちら
2008-06-08 13:13

グローバリゼーション時代にバブル対策はあるのか

入山映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 1年後に10円返してもらう約束で、利息を天引きして9円のオカネを貸した。その借り手が、今度は利息2円で10円を又貸しして8円を渡す。以下7円、6円と、まあきりがないからこのあたりで止めたとして、ゲンナマは10円しかなかったのに債務(信用)の総額は40円になる。誰かがどこかでこけると、大騒ぎになる。...▶続きはこちら
2008-06-07 00:34

石破防衛相の文官・制服一体化論の背景にあるもの

伊奈久喜   新聞記者
 6月2日から4日まで、東京で英国国際戦略問題研究所(IISS)の50周年を記念する会議が日本国際問題研究所との共催で開かれた。外務省、防衛省が協力し、初日は高村外相、2日目は石破防衛相主催の夕食会も開かれ、二人がそれぞれ演説した。石破防衛相の演説は、その少し前にシンガポールで開いたシャングリラ・ダ...▶続きはこちら
2008-06-06 23:10

洞爺湖サミットはグローバル・ガバナンスに貢献せよ

小野塚 佳光  大学教授
 日本でサミットが開催される機会に、何を政治的なメッセージとして発信するのでしょうか?たとえば、京都議定書の次の温暖化防止に関する国際合意を一歩進めたい。石油価格の高騰、食糧価格の高騰や各地の暴動に対して、積極的な国際協調を示したい。ほかにも、サミット直前まで、さまざまなテーマが持ち込まれ、様々な事...▶続きはこちら
2008-06-06 08:36

今朝のニュースあれこれへの所感

杉浦正章  政治評論家
◎タクシー“ミニ接待汚職”に安易な対応をするな
 タクシー運転手から財務省職員が金品を受け取っていた問題は、ちゅうちょなく公務員倫理規定違反で厳重処罰すべきである。ミニ汚職は大汚職の始まりである。一方、運転手側の問題については、国土交通省次官・峰久幸義が道路運送法上の解釈に関して「一般的に儀礼的な...▶続きはこちら
2008-06-05 12:26

原爆投下の意味:自らの思考で判断しよう

たなかまさゆき  まちづくりの会代表
 ほぼ1年前の昨年7月3日の本欄に小山清二氏の投稿「久間防衛大臣の発言に賛同する」(319号)が掲載されました。まもなくまた原爆問題が日本人の間で話題になる時節が近づいてきますが、この機会に、小山氏の提起した問題について、私の意見を述べさせていただきます。

 私どもは、広島市市民を代表し、市民...▶続きはこちら
2008-06-04 08:35

起死回生にはほど遠い「後期高齢者」自民案

杉浦正章  政治評論家
 後期高齢者医療制度をめぐる与野党の攻防が白熱化している。「制度撤廃」対「制度見直し」路線の激突で、どちらも一長一短がある。政府・与党は懸命の巻き返しを図るが、制度の将来展望は保険料引き上げが不可避とみられる上に、“姥捨制度”といういわば高齢者の神経逆なで型感情論はクリアできていない。当面のび縫策で...▶続きはこちら
2008-06-03 22:51

宇宙の防衛目的への利用について

木下博生  全国中小企業情報促進センター参与
 国会は、5月末に宇宙基本法を成立させた。マスコミは、この法律により宇宙の防衛利用を解禁するとともに、宇宙開発を国家戦略に格上げして、政治主導の体制を整えたとし、日本の宇宙政策が大転換したと報道している(たとえば、2008年5月10日朝日新聞社説)。確かに、法律を作って宇宙政策を変更したのは間違いな...▶続きはこちら
2008-06-02 09:13

決断の岐路に立つ麻生太郎

杉浦正章  政治評論家
 支持率低迷の福田低空飛行内閣が続く中で、「ポスト福田」に向けて麻生太郎の“模索”が続いている。短期決戦ならサミット後の政局夏の陣に向けて腹を固めなければならない時期だが、動きが鈍い。おそらく閣外で反福田に踏み切るか、体制内でなお地盤を固めるかの岐路に立っているからだろう。決定的な理由は、下手に動け...▶続きはこちら
2008-06-01 17:45

『チャーチルが愛した日本』を読んで

小笠原高雪  山梨学院大学教授
 ウィンストン・チャーチルといえば、1940年から45年まで英国の首相を務め、ルーズヴェルトやスターリンとともに連合国を勝利に導いた指導者として有名であるが、私はこの人物に対し、最近まで偏見を抱いていた。それは、ある対談(『吉田健一対談集成』小沢書店、25頁)のなかで、吉田茂元首相が、チャーチルにつ...▶続きはこちら
2008-05-30 10:20

(連載)日中関係について思うこと(2)

湯下博之  杏林大学客員教授
 日本と中国がお互いにとって、極めて大事な国であることは言うまでもない。しかし、両国関係を良好なものにして、相手に利益のあるものにするためには、現在のような相互理解も相互信頼も十分ないままに不正確な情報に踊らされたり、感情論で反発したり、不用意な接触をして問題を招いたりする状況を改めて、それなりの取...▶続きはこちら
2008-05-30 08:31

「軍用機派遣」偏重の報道にも責任がある

杉浦正章  政治評論家
 一転して中国への空自機派遣が見送りとなったが、報じられているように中国政府がインターネットへの書き込みなど世論を配慮したためだろうか。そうではあるまい。中国政府内部の対日強硬派がそれほど甘くなかったということだろう。主席・胡錦涛の対日融和政策にもかかわらず、政権内部の抗争の激しさをむしろ感じさせる...▶続きはこちら
2008-05-29 21:39

(連載)日中関係について思うこと(1)

湯下博之  杏林大学客員教授
 中国の胡錦濤国家主席の国賓としての訪日が実現した。10年前の江沢民国家主席の訪日の際は、同主席が訪日中にいわゆる歴史認識の問題に度々言及して、冷めた結果に終わったが、今回はそのようなことはなく、日中両国首脳間で日中両国の進むべき道、大局に対する信念の共有が見られたことは、大変喜ばしい。また、福田康...▶続きはこちら
2008-05-29 09:53

(連載)サブプライムローン問題と少数者の結託の可能性(2)

池尾愛子  早稲田大学教授・デューク大学客員研究員
 社会的に別の問題として、こうした「すべきではない融資」が証券に組みこまれていることを認識して、取引に参加していた人たちが、比較的少数だったことが指摘されている。最近の個人的な経験に照らして、大胆に推測してみたい。もし彼らがそれぞれ単独で、独立した予想の下で取引を行っていたのであれば、担保証券の価格...▶続きはこちら
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