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2008-07-10 08:09
サミット後の内閣改造は必至
杉浦正章
政治評論家
サミットのうたげが終わったが、首相・福田康夫の政治基盤が盤石となり、政権が浮揚し、政局運営に展望が開けるかというと、それはない。内政の泥沼に福田がはまった構図は、そのままだからだ。うたげの華やかさが、首相にカンフル剤として作用して、政局運営は若干強気に転ずるかもしれない。それが内閣改造、解散・総選...
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2008-07-10 01:13
サミット警備の成功を讃える
小笠原高雪
山梨学院大学教授
洞爺湖サミットは混乱なく終了したが、厳重な警備をめぐって「不満」の声も出ているようである。たしかに、サミット期間中は、東京都内の地下鉄駅のジュースの販売機までもが停止され、私も暑いさなかに多少の不便を味わった。しかし、ここで忘れてはならないことは、2005年の英国のグレンイーグルズ・サミットの際、...
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2008-07-09 20:20
消費税率引上げは、2009年度から実施すべき
愛知和男
衆議院議員
消費税の引き上げに関する福田総理大臣の発言が揺れていて、いろいろ波紋を呼んでいる。私は福田総理が「決断の時」と言った当初の発言通り、2009年度から実施すべきであると考えている。2-3年先に先延ばしするようなことにならないように願っている。消費税の引き上げは景気に悪影響を及ぼすだろうし、選挙には大...
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2008-07-08 22:21
平等な世界実現と長期的気候変動対策の両立
小端拓郎
地球環境戦略研究機関研究員
洞爺湖G8サミットもようやく終わり、日本は議長国としてのその責務を果たした。次期枠組みを決めるコペンハーゲンCOP15まで残すところ1年半弱となったが、気候変動交渉に大きな進展は見られない。気候変動交渉において大きな足がかりとなっているのは、途上国参加にある。温暖化ガス排出を世界規模で減らさなけ...
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2008-07-08 09:54
(連載)国際経済学会世界大会からの報告(3)
池尾愛子
早稲田大学教授・デューク大学客員研究員
関連して、米カリフォルニア大学バークレイ校のオブストフェルド氏(日本銀行金融研究所顧問)も「金融政策と国際(外貨)準備」をテーマにして講演し、金融経済データを提示した上で、現下の国際金融のグローバル不均衡が史上前例のないものである、との危機感を示したことに触れておこう。彼の講演を聴いていると、戦後...
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2008-07-08 08:13
過激発言つづくのは、「加藤の変」か?
杉浦正章
政治評論家」
ここに来て自民党元幹事長・加藤紘一の元首相・小泉純一郎と前首相・安倍晋三に対する批判発言がボルテージを上げている。加藤と言えば、自民党きっての論客で、バランスのとれた見方をする数少ない政治家の一人だが、その舌鋒の“切れ”がよすぎるのである。明らかに理論構築した上で、歯に衣を着せずに攻撃を展開してい...
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2008-07-07 09:32
(連載)国際経済学会世界大会からの報告(2)
池尾愛子
早稲田大学教授・デューク大学客員研究員
第3に、今大会の底流にはIMFの活動に問題があるとの共通認識があり、国際金融アーキテクチャの調整の方向についての提案もなされた。合意はなかったが、3案を拾うことができた。まず、コロンビア大学のスティグリッツ氏(IEA次期会長に選出)は、チェンマイ・イニシアティブを拡張し、IMFの特別引出権(SDR...
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2008-07-06 07:18
(連載)国際経済学会世界大会からの報告(1)
池尾愛子
早稲田大学教授・デューク大学客員研究員
国際経済学会(International Economic Association、IEA)の第15回世界大会が6月25-29日に、米コロンビア大学のカルヴォIEA会長とトルコ経済学会のウイグル会長の共同組織の下、イスタンブールで開催された。全体テーマは「グローバル化の挑戦」で、国際金融に関するセ...
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2008-07-05 09:48
(連載)日本の「徳」と拉致問題(2)
山内昌之
東京大学教授
アメリカの一学者は、世界史的に見て二十世紀の「画期的なできごと」として、日本が初めてヨーロッパのアジア支配を斥けた一九〇四年の日露戦争と、五三年の朝鮮戦争の終結による朝鮮半島の南北分断というアジアの出来事を挙げている。二十一世紀においても中国とインドの成長と脅威が、共に感じられるアジアの存在感は世...
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2008-07-04 20:09
(連載)日本の「徳」と拉致問題(1)
山内昌之
東京大学教授
アメリカによる北朝鮮のテロ支援国家指定の解除のニュースを聞いて、拉致家族の人びとはいたたまれない気がしたことだろう。まことに同情に堪えない。アメリカ最重要の政策が北朝鮮の核兵器の開発と拡散の阻止にあることを知るにしても、日本人こぞって自らを襲った悲劇と受けとめている拉致被害者問題が、アメリカ中心の...
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2008-07-04 15:48
(連載)米国と北朝鮮の手打ちに翻弄される日本(2)
石川純一
フリージャーナリスト
福田康夫首相は6月25日夜、ブッシュ大統領と電話で約20分間会談し、米国が26日にも北朝鮮のテロ支援国家指定解除の手続きに入ることを前提に、拉致問題に関して日米両国が緊密に協力していくことを確認している。しかし、このプロセスが動き出せば、拉致問題は結局のところ日朝固有の問題として取り残されていくの...
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2008-07-04 08:28
内閣改造で割れるメディアの判断
杉浦正章
政治評論家
あいまいな傾向のある政治家の発言が何を意味するのかの判断は、政治記者の能力が問われるところがある。見出しを付けるデスクも腕の見せ所である。元首相・小泉純一郎が内閣改造に関して「難しい」と述べたことに関して、メディアの判断が、肯定的に受け取る見方と否定的に取る見方に割れた。どっちが正しいかは首相・福...
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2008-07-03 17:35
(連載)米国と北朝鮮の手打ちに翻弄される日本
石川純一
フリージャーナリスト
俗物極まりない凡庸な政治家が、自分のポストの任期がまもなく切れるのを控え、何とか後世に語り継いでもらえるものはないかと腐心し、これまた俗物極まりない稀代の独裁者が、自分の命が残り少ないことを考え、何とか自らの王朝を守ろうと頭をひねった結果が、互いに結び付いた。北朝鮮の核をめぐり、ブッシュ米政権と金...
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2008-07-02 20:56
若者が海外にチャレンジできる環境を整えよう
福嶋 輝彦
桜美林大学教授
ここでは、大学に教員として籍を置く人間として、この数ヵ月痛感していることをご披露したい。筆者の教える「桜美林大学国際学部」の学生の典型的ステレオ・タイプは、神奈川県の中堅県立高校出身の英語好きの女子学生といったところであろうか。したがって、海外留学への意欲は極めて高く、在学中に1年間留学の本学海外...
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2008-07-02 00:49
無極化(ノンポラリティ)の時代
古屋 力
会社員
米外交問題評議会会長のリチャード・ハースが、最近の“Foreign Affairs”誌で「これまでの世界秩序が劇的に変化し、世界は今後、無極化(ノンポラリティ)の時代になる」と述べている。そして、こう続ける。「20世紀は多極化の時代で幕開けしたが、その後米ソのニ極化の時代を経て、1990年代にソ連...
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2008-07-01 19:53
米国の対北朝鮮政策に伴うリスク
鈴木馨祐
衆議院議員
アメリカが北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除のプロセスに入った。北朝鮮が核の申告を行なったことを受けての対応である。これに対しては様々な批判が、アメリカにおいても、そして日本においても、存在している。拉致・核・ミサイル、すべての問題の一番の当事国である日本の立場としては、自らの国益を護るためにい...
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2008-07-01 08:43
地雷原をゆく臨時国会
杉浦正章
政治評論家
民主党代表・小沢一郎は、解散に追い込むと公言する秋の臨時国会に、どのような戦略で臨むのだろうか。民主党首脳は「恐らく地雷原を行くようなもの」と漏らしているが、確かに首相・福田康夫を追い込む材料に事欠かない。その多すぎる材料の使い道だが、まず年金だ。後期高齢者医療問題など社会福祉行政の事実上の破たん...
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2008-06-30 20:34
日朝国交正常化への期待と条件
岩國哲人
衆議院議員
米国は、北朝鮮が「すべての核計画申告」と引きかえに、テロ支援国家指定解除の手続きに踏み切ることを宣言した。来年1月に任期切れを迎えるブッシュ政権は、北朝鮮の核問題に関する進展で成果を挙げることを最優先課題としていると思わざるを得ない。今年4月のシンガポールでの米朝会談ですでに同意が得られていたとも...
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2008-06-30 20:28
米中の思惑と「日本の行方」
佐島直子
専修大学教授
眼を蔽いたくなるような悲惨で不条理な事件や、胸がつぶれるほど衝撃的な被災地の惨状や、鳥肌が立つように恐ろしい医療現場の崩壊や、聞いているだけで恥ずかしくなるような無責任な政治家の言動や、あきれてものも言えなくなるような愚かで滑稽な役人の醜態や、それやこれやの大量のニュースの影に、静かに進行する大国...
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2008-06-27 18:57
再説「中国主張の大陸棚は根拠がないことを報道せよ」
湯下博之
杏林大学客員教授
私はさる1月29日に本欄に「中国主張の大陸棚論は根拠がないことを報道せよ」と題して投稿し、その後同様の趣旨を6月5日付けの読売新聞「論点」欄にも「日中海洋境界線:世論に説明を」と題して寄稿した。何人かの方から「全く同感だ。国際法の専門家レベルで中国の専門家たちに注意喚起できないだろうか」「もし、あ...
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