国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
ホーム  新規投稿 
検索 
お問合わせ 
2008-05-23 20:17

国益のため欧米路線をこそ羽田空港へ

鈴木馨祐  衆議院議員
 成田空港が開港30年を迎えている。国際競争が厳しくなる中で、アジアの拠点として一定の地位を築いてきている、その努力には敬意を表したい。その一方で、最近羽田空港の国際化が注目されている。空港は、今のグローバル経済の中でモノ・ヒトの移動の主役であって、非常に重要な国家戦略上のインフラである。今後5年、...▶続きはこちら
2008-05-22 08:42

8月臨時国会召集は冒頭解散回避が狙い

杉浦正章  政治評論家
 政府・与党が臨時国会召集を8月に前倒しする方向で21日動き始めた。自民党は、新テロ特措法の期限を延長する改正案の衆院再可決成立に必要な60日間を確保するためとしているが、真の狙いは、臨時国会冒頭解散回避にあるとみてよい。臨時国会の召集時期がいつになるかは、この緊迫した政治状況になると、衆院解散との...▶続きはこちら
2008-05-21 10:07

韓国の対北朝鮮非核化政策は真剣である

田島高志  東洋英和女学院大学大学院客員教授
 先日、慶応義塾大学東アジア研究所で「李明博政権と日韓関係」と題するシンポジウムが開かれ、大変有益であった。質疑応答時間に私は、「初歩的な質問であるが」と前置きした上で、(1)北朝鮮が同胞である韓国に核攻撃する可能性はないと思われるが、韓国が北朝鮮の非核化を重要な基本政策の一つに掲げている背景となる...▶続きはこちら
2008-05-21 09:39

(連載)人権だけではないチベット問題の本質(3)

國尾 守  団体役員
 中国は、チベットを支配する論拠として色々なことを言っている。曰く「チベットは千年遡っても、独立国として存在したことはない」と。しかし、チベットは清国に占領された時、激しい戦いの結果清軍を追い出し、独立を達成しているとのことである。また曰く「チベット地域は、昔から中国の支配下にあった」と。なるほど何...▶続きはこちら
2008-05-20 10:30

(連載)人権だけではないチベット問題の本質(2)

國尾守  団体役員
 中国は、そもそもの発端から一貫して、チベットは自国の領土の一部であり、チベットに関する外国からの批判は内政干渉だという主張をしてきている。「ウソも百遍言えばホントになる」というが、まさにチベット問題に関する中国の主張がそれではないのか。チベット問題の根源は、朝鮮戦争の最中に起きた1950年11月の...▶続きはこちら
2008-05-20 08:32

なぜこの時期に“竹島”か

杉浦正章  政治評論家
 韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が就任してようやく日韓関係に明るい展望が開けてきたこの時期に、何で“竹島問題”なのか。福田内閣の“方向性”に懐疑の念が増すばかりである。次期学習指導要領の社会科の解説書で竹島を「日本固有の領土」と明記する方向となったが、いくら解説書とはいえ韓国側の猛反発は火を見...▶続きはこちら
2008-05-19 19:19

(連載)人権だけではないチベット問題の本質(1)

國尾守  団体役員
 チベットでまたまた騒乱が起きている。中国当局の報道規制もあり、正確な詳しい報道は入って来ないが、随分多くの人が命を落としたり、あるいは捕らえられたりしているようだ。これに対して、ヨーロッパ諸国は人権侵害を止めるべきだとして、厳しい態度を打ち出しているが、アメリカは意外な程に強い発言をしていない。日...▶続きはこちら
2008-05-19 12:11

日中教師の相互派遣を実施せよ

河合正男  白鴎大学客員教授・元大使
 想像を絶する中国の大地震である。阪神淡路大地震の30倍とも言われるが、日本全体が一度に地震に見舞われたのと殆ど同じ大きさなのかもしれない。死者2万数千人と報じられているが、被害はまだまだ拡大していくのであろう。そこに日本の緊急援助隊が各国に先駆けて到着した。その活躍が中国内で感謝されている。日本と...▶続きはこちら
2008-05-15 19:29

成果の多かった胡錦濤主席の訪日

上田勇  衆議院議員
 胡錦濤中国国家主席の訪日は、福田総理との首脳会談などで、新たな日中協力関係の確立に向けた成果の多いものであったと評価しています。胡主席は、神奈川県や近畿地区を訪問した他、早稲田大学での講演や卓球の手合わせ、パンダの貸与など、友好ムードを盛り上げるのに相当気を遣ったことがよく分かります。中国としては...▶続きはこちら
2008-05-13 17:04

パクユハ氏の『和解のために』を読んで

奥村里司  自営業
 少し旧聞に属することになるが、昨年3月26日付けの本欄「議論百出」に西川恵氏の投稿された「韓国の多様な意見を見極めよう」について、コメントしたい。西川氏は「民主主義社会の韓国では、意見の多様化が急速に進んでおり、そのへんを見極める視点を日本人としては、もっと持つべきではないか」と問題提起され、「最...▶続きはこちら
2008-05-12 08:34

誤算に次ぐ誤算、末期的症状の自民党

杉浦正章  政治評論家
 自民党に末期的意識の混濁があるように気がしてならない。後期高齢者医療制度問題で首相以下方向性を把握できず、国民の神経を逆なでする発言を繰り返す。発言が全部裏目に出て、自民党支持基盤が結党以来の地殻変動を起こしているのに気づかない。誤算に次ぐ誤算、“落城”というのはこういうものかも知れない。普段は気...▶続きはこちら
2008-05-09 14:15

日中首脳会談はミャンマーのサイクロン被災支援を取り上げよ

福嶋 輝彦  桜美林大学教授
 5月7日福田康夫首相と胡錦濤首席との間で、日中首脳会談が行われた。本サイトでも指摘されているように、「戦略的互恵関係」が再確認された点を評価する向きもあるが、一方ではほとんど見るべき成果はなかったという厳しい見方も出てきている。そこで、せっかくの首脳会談、対中外交で何か日本がポイントを稼ぐ余地はな...▶続きはこちら
2008-05-09 11:10

ぎこちない日中関係の構造要因

伊奈久喜  新聞記者
 胡錦濤主席の訪日による日中首脳会談は、驚きのない結果に終わった。立場によって様々な論評が可能だろう。ガス田、毒ギョウザなど当面の懸案に注目すれば、大きな進展は無かった。一方、いわゆる第四の文書が、中長期の日中関係を考えた時には意味を持ってくる、と肯定的に評価する立場もある。日中首脳会談の歴史を見る...▶続きはこちら
2008-05-08 23:05

日中の「戦略的互恵関係」の再確認に思う

小笠原高雪  山梨学院大学教授
 中国の胡錦濤国家主席が来日し、福田首相と首脳会談を行なった。詳細な分析は今後に譲るとして、とりあえずの評価としては、双方が互いの関係を過大評価も過小評価もせず、「戦略的互恵関係」の枠組のなかで諸々の懸案に地道に取り組む姿勢を再確認した、ということができるように思われる。チベット問題が顕在化した直後...▶続きはこちら
2008-05-08 22:20

「安心」「安全」「安価」「安定」の農業を

岩國哲人  衆議院議員
 農家は農政に「不信」、後継者は「不足」、外国は日本の開放姿勢に「不満」、そして消費者は外国の食物の質など諸々の「不安」を持っている。農業を取りまく「不信」「不足」「不満」「不安」の声の中で、国会でも、農村地域を抱える地方都市の議会でも、農業再生の為の真剣な議論が交わされている。これからの農業はどう...▶続きはこちら
2008-05-08 08:47

日中首脳会談の政権浮揚効果は微少

杉浦正章  政治評論家
 「各論置き去りの総論成功」でプラス・マイナス・ゼロというのが、5月7日の日中首脳会談の評価だろう。首相・福田康夫は、就任以来始めていってよいほど首相としての存在感を示したが、20%前後の危険水域を低迷している国民の支持率好転につながるものではなかろう。政権浮揚効果は微少だ。従って福田が窮地にある政...▶続きはこちら
2008-05-05 19:38

画一的歳出削減は、政治の役割放棄である

青木勇人  大学院生
 湯下博之氏の4月24、25日付け投稿「ODA削減は日本のためにならない」に同感である。わが国の財政事情がきわめて厳しいのは事実であり、中長期的に見て財政再建が重要な政策課題であることは否定できないが、だからと言って歳出削減を杓子定規に当てはめることは、百害あって一利なしである。ただでさえ国際的地位...▶続きはこちら
2008-05-03 11:22

もはや信用できない日本の官僚たち

岡田 章一  元会社員、現在年金生活者
 杉浦正章氏の本欄に対する投稿は、胸のすくような直球ばかりで、いつも楽しみにして読ませてもらっている。この4月30日付けの投稿「官僚任せで自滅する自民党」も、ずばり問題の本質を突いている。国民の血税を自分たちのポケットマネーと勘違いして、背任行為を繰り返している霞ヶ関官僚を監督し、指導するのではなく...▶続きはこちら
2008-04-30 08:00

官僚任せで自滅する自民党

杉浦正章  政治評論家
 とにかく“敵失”だけで選挙に勝つのだから、民主党は楽な政党だ。敵は、自分で落とし穴を掘って、自分で落ちてくれる。この調子では、幸運の女神は、小沢一郎にほほ笑み続けるに違いない。2度あることは3度ある。総選挙でも期待していいのではないか。参院選挙も、山口補選も、戦後史上まれに見る失政が招いた結果であ...▶続きはこちら
2008-04-29 00:34

成長経済学の発展と技術進歩

池尾愛子  早稲田大学教授・デューク大学客員研究員
 4月24日から27日まで、アメリカのデューク大学において国際会議「ロバート・ソローと成長経済学の発展」が開催された。参加者は、「新古典派成長モデル」と呼ばれる安定成長を表現するシンプルなモデルを最初に提示したソロー氏本人を含む経済学者、元国際機関エコノミスト、経済史家、方法論家、経済学史家等であり...▶続きはこちら
  • «最初
  • «前
  • 216
  • 217
  • 218
  • 219
  • 220
  • 次»
  • 最後»
総論稿数:4869本
グローバル・フォーラム