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2008-08-29 11:11
オリンピックに見る日本の島国根性
湯下博之
杏林大学客員教授
過去最多の204の国と地域が参加した北京オリンピックが、テロや大気汚染などによる混乱もなく、無事終了した。1964年の東京、1988年のソウルに次ぐ、アジアで3回目のオリンピックであったが、いずれも日本、韓国、中国それぞれの経済発展を背景としてものであったと言え、今回のオリンピックも中国の威信をか...
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2008-08-29 07:58
新党「改革クラブ」発足の意味
杉浦正章
政治評論家
「大変な背信行為」と民主党幹事長・鳩山由起夫が歯ぎしりしても、離合集散は政界の常、離党される方に問題があるのではないか。もともと新党「改革クラブ」結成の核である渡辺秀央は、代表・小沢一郎の側近であり、「側近ほど離反する」という“小沢学”の定理がピタリと当てはまっただけだ。ただねじれ解消の“一発逆転...
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2008-08-28 17:34
日本が心積もりしておくべきこと
河東哲夫
Japan-World Trends代表
今回のロシア・グルジア紛争がどの程度のマグニチュードを有する話になるかは、今後のロシア軍の撤退ぶりに大きくかかる。双方から挑発が繰り返されるであろうから、右撤退は容易であるまい。その場合、対ロ制裁の話が出てくる可能性がある。ソ連に対して西側は1979年のアフガニスタン侵攻、あるいはその後のポーラン...
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2008-08-28 09:46
(連載)グルジア紛争と日本のメディア(2)
内海善雄
前国際電気通信連合事務総局長
然るに、日本のメディア、特にテレビは、オリンピック・ゲームに酔いしれ、ほとんど報道すらなかった。多くの日本人にとって、世界は、世紀の祭典オリンピックと同じく平和であった。さすがに新聞には、詳しい情報が載っていたが、2面、3面で、しかも取り扱いも小さく、いわゆるウェイト付けは、低いものであった。もち...
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2008-08-28 07:49
世界遺産をめぐる日本国内の騒ぎに違和感がある
西川恵
ジャーナリスト
世界遺産をめぐる日本国内の騒ぎに違和感がある。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が、岩手県の「平泉」の世界遺産への登録を見送ったことに落胆と反発が渦巻いた。昨年は逆に島根県大田市の「石見銀山遺跡」が世界遺産に登録され、市民がちょうちん行列を行った。地域の人々が地元の文化遺産を認めても...
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2008-08-27 17:50
(連載)グルジア紛争と日本のメディア(1)
内海善雄
前国際電気通信連合事務総局長
最近の素晴らしいインターネットの発達で、欲しい情報は、ほぼインターネットで手に入れることが可能である。もはや新聞は必要ないのではないかと言われるが、やはり、新聞がないと困る。それは、新聞の持つ一覧性やウェイト付けの機能である。紙面を見ると、一瞬のうちに全ての事件が見渡され、更に、それがどの程度重要...
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2008-08-27 17:07
歴史は北京五輪の「専制」を許さない
佐島直子
専修大学教授
北京五輪が終わった。数々の感動を与えてくれたアスリート達には心から敬意を表したい。しかし、この五輪が残したなんとも不快な後味の悪さは、世界各国のアスリートのさわやかな活躍によっても、決して消えることはない。
今改めて中国指導者達に問いたい。あの「ひたすら強大で、限りなく虚飾に満ちた、猛々し...
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2008-08-26 09:38
「歴史」は終われど、「政治」は終わらず?
堀井利一
会社員
かつて冷戦が終焉したころ、「歴史の終焉」論というものが話題となりました。日系のアメリカ人政治学者フランシス・フクヤマ氏が展開した議論ですが、かれは「歴史」をさまざまなイデオロギーの闘争過程であると捉え、その「歴史」が冷戦終焉を期に「リベラル・デモクラシー」の勝利をもって完結したという、明快かつ大胆...
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2008-08-26 08:23
とても「全員国民栄誉賞」は無理
杉浦正章
政治評論家
誰でも思うことだろうが、首相・福田康夫の「全員国民栄誉賞ものだ」という発言は、それでは「星野ジャパンや反町ジャパンやマラソンもそれに値するのか」ということになる。福田は甘い。今回のオリンピックほど「戦う意識・気迫」の希薄な日本を見せつけられたケースは稀だ。政界や社会と同じで、日本の閉塞感を象徴して...
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2008-08-22 19:25
グルジア問題をどう考えるか
廣瀬陽子
静岡県立大学国際関係学部准教授
8月8日、平和の祭典であるオリンピックの北京大会開会式が行われたその日に、グルジアとロシアの交戦が始まった。しかし、そのことは別に驚きでも何でもなかった。コーカサスを専門にしている筆者にとっては、起こるべくして起きた紛争だった。
この紛争は、8月1日頃からグルジア国内で「未承認国家」化して...
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2008-08-22 19:12
EUの欧州近隣政策の限界を示したグルジア問題
小久保康之
静岡県立大学教授
北京オリンピックと並行して、グルジア問題が急浮上した。グルジア問題は、EUが必死になって封印してきた少数民族問題というパンドラの箱を開けると同時に、新たな米露対立を招き、21世紀の大きな国際問題に発展することが懸念される。
そもそも冷戦時代の旧東側地域は、少数民族問題を力で封印してきた。冷...
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2008-08-21 18:25
北京五輪で「中華民族百年の夢」は実現するのか?
増田雅之
防衛省防衛研究所教官
第29回夏季オリンピック(北京五輪)は政治的色彩を強く帯びたものとして記憶されることになりそうである。開幕に至るプロセスでは、2008年3月14日に発生したチベット「暴動」を契機として、世界各地でチベットの人権状況を問題視する国際世論が広がり、聖火リレーは中国への抗議活動の場となった。また、中国国...
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2008-08-21 07:59
首相に「給油」テーマの解散ができるか
杉浦正章
世評論家
自民党幹部から、新テロ対策特別措置法改正案をテーマに解散すべきだという発言が出始めた。総選挙のテーマは、後期高齢者医療制度をはじめ自民党に不利なものだけが山積しているが、首相・福田康夫が国民世論が割れる「給油」をテーマに解散した場合、20日に全国紙の多くが社説でその必要を強調したように、意外とプラ...
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2008-08-20 20:14
米国民の76%は軌道変更を望む
石川純一
フリージャーナリスト
「米国は間違った軌道にはまり込んでいる」―米CNNが2008年7月28日から3日間にかけて行った世論調査によると、回答を寄せた米国民の76%がこのように考えているという。「正しい軌道上を走っている」と回答した者は24%にすぎなかった。この11月に迫った米大統領選の本選では、有権者は「間違った軌道」...
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2008-08-19 12:22
(連載)野球とアメリカ(2)
岩國哲人
衆議院議員
1990年当時は、日米貿易不均衡を縮小するための日米構造改革協議が進行中で、アメリカ側の重点的要求には木材輸入があった。その協議が始まった頃、私はメリルリンチのNY本社の副社長としてアメリカ側に立っていた。日米関係を考慮して、そして均一質の大量の集成材が日本では調達できないことも考えて、出雲市と鹿...
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2008-08-19 07:56
注目される古賀誠の後期高齢者医療制度「凍結」論
杉浦正章
政治評論家
総選挙に勝つには「政策の大転換しかない」(山崎拓・自民党前副総裁)と言う声が、自民党内にほうはいとして起こっている。夏休みで選挙区に帰った議員らがあまりの自民党不人気に愕然としているのだ。しかし、その大転換ができるだろうか。景気対策でばらまき型補正予算を組んでも効果は限定的とみる。ただ一つあるのが...
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2008-08-18 19:12
(連載)野球とアメリカ(1)
岩國哲人
衆議院議員
今日は夏の高校野球の決勝戦。日本全国の高校球児たちの夢の頂点に立つチームが栄冠に輝く日がやってきた。私にも野球につながる多くの思い出がある。1945年8月、日本は戦争に敗れ、学校の教科書も教育方針も、すべてが変わった。アメリカの社会を知るためにアメリカの映画を、アメリカを好きになるために新聞では毎...
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2008-08-15 12:23
(連載)世界は新冷戦期に逆戻りするのか(2)
伊藤 憲一
グローバル・フォーラム執行世話人
ところで、欧州連合(EU)の対応だが、議長国フランスを代表して調停に当たったサルコジ大統領の果たした役割は、6項目合意を取り付けたことであったが、この合意については、「ロシアのグルジア侵攻を止めるのではなく、むしろそれを許容した」として、否定的に評価する声が強い。ロシアの要求に従って「追加的安全保...
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2008-08-14 12:08
(連載)世界は新冷戦期に逆戻りするのか(1)
伊藤 憲一
グローバル・フォーラム執行世話人
「ロシアのやっていることは、本質的に1990年のイラクのクウェート侵攻と大差なく、これを放置すれば21世紀世界の新秩序は一挙に暗転するだろう」との8月13日付けの岡田章一氏の本欄への投稿に、まったく同感である。それにしても、ようやくいろいろのことが見えてきたようだ。日本の新聞では日本経済新聞が「米...
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2008-08-13 01:06
グルジア情勢は対岸の火災ではない
岡田 章一
元会社員
グルジア情勢が重大化しつつあるようだ。日本の新聞は例によって「ああでもない、こうでもない」と床屋政談の域を出ない井戸端会議レベルの報道に終始しているが、欧米の新聞に目を通すと、事態の受け止め方はもっとずっと深刻だ。そこで共通しているのは、ロシアのグルジア侵攻は21世紀の世界秩序に対する根本的な挑戦...
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