国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「議論百出」
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2009-11-16 07:43

鳩山の“変節”発言が日米関係を毀損する

杉浦正章  政治評論家
 もはや“ぶれ”などという生やさしい表現をしている段階を過ぎて、「異常なまでの変節」としか思えない。首相・鳩山由紀夫がまたまた日米合意を覆す発言をした。米大統領・オバマとの間で確認した米軍普天間基地の迅速なる移転の決定を、1月の名護市長選以降に延ばすことを強く示唆する発言をしたのだ。長年政治を見てい...▶続きはこちら
2009-11-15 11:46

サウジ戦闘機のイェーメン領域攻撃

茂田 宏  元在イスラエル大使
 11月6日付ロスアンジェルス・タイムズ紙は、「サウジ戦闘機、イェーメンの叛徒を攻撃」との見出しの記事を掲げ、つぎのように報じている。

 サウジの軍用機が北イェーメンのシーア派叛徒根拠地を11月5日空爆した。サウジ軍は、イェーメンとその山岳で6か所の叛徒の拠点を攻撃し、軍が叛徒勢力による越境攻...▶続きはこちら
2009-11-14 13:31

(連載)民主党政権の深刻に過ぎる「初期故障」(2)

袴田 茂樹  青山学院大学教授
 「新政権には新政権の考えがある」と述べる鳩山首相は、普天間基地移設に関する日米間の合意は自民党政権の合意だとして、その見直しを主張した。この立場を代弁する形で10月22日付けの朝日新聞社説は「辺野古への移設は日米双方の前政権が合意したことだ。政権交代に伴ってそれを検証し、見直しを提起するのは当然だ...▶続きはこちら
2009-11-13 19:29

(連載)民主党政権の深刻に過ぎる「初期故障」(1)

袴田 茂樹  青山学院大学教授
 米軍普天間基地の移転問題をめぐって、民主党や社民党はこれまでの日本と米国の合意見直しを公約に掲げた。また基地の県外あるいは国外移設を主張していた。しかし鳩山政権は、米国の予想以上の厳しい態度に直面して、主要な公約の一つを断念せざるを得なくなっている。このことに関連して、新政権の政治感覚あるいは国家...▶続きはこちら
2009-11-11 23:11

ケインズの「バンコール」とポラークの「SDR」

池尾 愛子  早稲田大学教授
 『ニューパルグレイブ』という経済学大事典がある。昨2008年に新しい版が作成され、オンライン契約版も利用可能になった。この新版では消えたが、前の1987年版には「ポラーク(Polak, Jacques Jacobus, 1914-)」の項目があった。執筆者はS・C・ツィアングで、この項目を読むと両...▶続きはこちら
2009-11-10 07:36

「こんなはずではなかった」鳩山政治

杉浦正章  政治評論家
 「こんなはずではなかった」と、後悔してももう遅い。小沢一郎と日教組の高笑いが聞こえる。鳩山政権が発足して2か月になろうとしているが、政権の実像が浮かび上がってきた。有権者にとって最も予想外で、おそらく多くの国民が鳥肌が立つのは、「学校教育の日教組支配」への流れだろう。民主党の本質を理解せず、「反自...▶続きはこちら
2009-11-09 19:56

オバマ来日の注目点:米中間における日本の存在感

関山 健  東京財団研究員
 11月12日、アメリカのオバマ大統領が初めて来日する。昨今のぎくしゃくした日米関係を背景に、数日前までキャンセルの噂も流れていたが、アメリカとしてアジア重視・日米関係重視の姿勢を示すためにも、予定どおり日本を訪れるようだ。民主党の鳩山政権の下で、日米関係が動揺していることは周知の事実である。その最...▶続きはこちら
2009-11-07 10:38

(連載)「ジャパン・パッシング」対「ワシントン・パッシング」(2)

若林 秀樹   元参議院議員(民主党)
 日米が課題別に個々の問題を議論することは重要であるが、得てして場あたり的な対応になり、何のために議論しているのか、同盟関係にある日米が共有化している基本目標や、それぞれの国益の最大化という視点を忘れがちになりやすい。それよりも日米が共に新政権になったことでもあり、アライアンス・マネージメント(同盟...▶続きはこちら
2009-11-06 19:04

(連載)「ジャパン・パッシング」対「ワシントン・パッシング」(1)

若林 秀樹  元参議院議員(民主党)
 ジャパン・ハンズと呼ばれる米国の知日派の間では、「ワシントン・パッシング(ワシントン素通り)」という言葉が飛び交っている。言うまでもなく、それは鳩山政権の米国に対する姿勢を表した言葉である。その背景には、民主党の野党時代の言動に加え、最近では「日米関係は重要である」と言いながら、アメリカに対して事...▶続きはこちら
2009-11-06 11:03

日本航空をなぜ特別扱いするのか?

入山 映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 日本航空をなぜそんなに特別扱いするのか、理由が解らない。潰したら多くの失業者が出る、ということかもしれないが、運行路線・頻度のうち過半は他の航空会社が引き受けるだろう。水ぶくれしている人員の分は失業するだろうが、それはやむを得まい。国鉄民営化に際しても解雇者は発生している。政府補償といい、テコ入れ...▶続きはこちら
2009-11-05 08:06

秘書逮捕が鳩山首相進退のカギ

杉浦正章  政治評論家
 かって他の政治家に投げたブーメランが、一周して自分の頭に当たった形だ。仏教用語で言えば、因果の小車が巡りめぐって首相・鳩山由紀夫に回ってきたのだろう。鳩山はまず外れることのないトラバサミにかかった。献金疑惑をつぶさに検証すれば、「故人献金」は虚偽記載で明確な政治資金規正法違反で逃れようがない。しか...▶続きはこちら
2009-11-04 09:40

鳩山首相の「友愛」と欧州で使われる「連帯」の理念

西川  恵  ジャーナリスト
 鳩山由紀夫首相が語る「友愛」の理念は、もう一つイメージを喚起しない。公職追放中の祖父の一郎氏が、欧州統合の提唱者クーデンホーフ・カレルギー伯が著作の中で触れた「Fraternity」に感激して訳し、政治理念としたのが由来というが、戦後間もない当時と、グローバル化した今の時代状況の落差が「友愛」とい...▶続きはこちら
2009-11-02 18:46

ベルリンの壁崩壊から20年にして思う

石川 純一  フリージャーナリスト
 1989年、昭和から平成へと元号が変わったこの年の11月19日、世界もまた変わった。世界を米ソ2つの陣営に分断していた東西冷戦の象徴、ベルリンの壁が崩された日だからだ。自由を求めて西側になだれ込んだ東独の人々と、大歓声でこれを迎えた西独の人々が、共に壁によじ登り、28年もの間両者を隔ててきた分厚い...▶続きはこちら
2009-11-01 23:33

仕分け人騒動の意味する民主党の限界

入山 映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 事業仕分けの仕分人(簡単に言えば、事業の要不要に関するレフェリーあるいはジャッジ)に、民主党の新人を中心に32名を投入するという。近来にない快事であり、これこそ民主党の言う政治主導の体現だ、とひそかに喝采を送っていたら、小沢幹事長の鶴の一声で立ち消えになったという。それも「聞いていない」からだとい...▶続きはこちら
2009-10-30 07:56

自民に“万年野党”化定着の構図 

杉浦正章  政治評論家
 衆院本会議質問を聞いて「これは駄目だ」と直感した。自民党の政権奪還は、はるか彼方に遠のいた。「再質問すればよいのに、根性がない」と民主党幹事長・小沢一郎が自民党総裁・谷垣禎一の代表質問を形容したことがすべてを物語っている。自民党は敵失が山積しているのに突けないし、突く気力も失せたように見える。次々...▶続きはこちら
2009-10-29 21:05

アフガンの大統領選挙やり直し

茂田 宏  元在イスラエル大使
 10月20日、アフガン選挙管理委員会は、8月20日に行われた大統領選挙において過半数の得票を得た候補がなかったので、11月7日にハミド・カルザイ候補とアブドラ・アブドラ候補との間での決選投票を行うと発表した。カルザイ候補もアブドラ・アブドラ候補も11月7日の決選投票実施を受け入れることを表明した。...▶続きはこちら
2009-10-28 10:35

(連載)国際化されるインターネット・ガバナンス(2)

内海 善雄  前国際電気通信連合事務総局長
 そもそもインターネットは、アメリカの軍事技術から発展したものであるが、全世界の人々が使用するようになった現在でも、アメリカの一非営利組織であるICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)が、インターネットを使用するため...▶続きはこちら
2009-10-27 19:35

(連載)国際化されるインターネット・ガバナンス(1)

内海 善雄  前国際電気通信連合事務総局長
 9月末に、ほとんど誰からも注目をされなかったニュースが一部の新聞等に小さく報じられた。「ICANN、米政府から独立で合意」というものである。実は、これは21世紀の情報社会の根幹にかかわる重大な出来事だ。

 今から5年前、2005年12月スペインのビブラオにおいて、ある南米の国の若い大統領夫人...▶続きはこちら
2009-10-26 18:22

鳩山政権の東アジア共同体構想と中国、米国の反応

大河原 良雄  グローバル・フォーラム代表世話人
 私が理事長を務める(財)世界平和研究所と北京の中国外交学会(楊文昌会長)の共催する第3回の日中友好シンポジウムが10月20日、21日に東京で開催され、前半の会合は非公開で催されたが、21日午後のシンポジウムは公開の会合であった。今回の会合は丁度1月前に鳩山内閣が誕生したばかりで新政権の対外、特に対...▶続きはこちら
2009-10-26 10:18

オバマ大統領へのノーベル平和賞授賞の胡散臭さ

石川 純一  フリージャーナリスト
 まさにサプライズ!2009年ノーベル平和賞受賞者はオバマ米大統領に決定。ノルウェーのノーベル賞委員会が9日発表。「国際的な外交を強化し、市民の間の協力を高めることに、特別な努力を傾けた」というのが授与理由。国際的非難の中でイラク戦争を開始したブッシュ前米政権の一方的外交を改め、対話と協調を基本とす...▶続きはこちら
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